2009-02-26

世界的な金融危機を受けて、IMFが注目されるのはなぜか?その1

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 国際通貨基金(IMF)などの国際金融機関の融資枠が大幅に増大している。
 世界的な金融危機を受けて、急激な財政悪化に苦しむ途上国の政府が、国際機関への依存を強めている事が背景にあり、国際金融機関の支援額は2008年実績の十倍近くになっており、2009年だけで6000億ドル(約54兆円)規模の緊急資金支援が計画されている。
 また、昨年11月にワシントンDCで開催された、金融・世界経済に関する首脳会議(G20)でもIMFや世界銀行の存在が注目され、資金基盤の強化についても扱われている。
 1944年にブレトンウッズで開かれた、国際連合の「金融・財政会議」のブレトンウッズ協定によって創設されたIMFが、今注目されるのはなぜか?
 今回の金融危機に対する支援という役割の裏に隠れた、今後の世界経済の主導権争いと新たな金融システムの行方を、何回かに分けて追いかけてみたいと思う。
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  投稿者 minezo | 2009-02-26 | Posted in 07.新・世界秩序とは?4 Comments » 

日銀の金融政策が機能しないのはなんで? 〜金融ビッグバンとは?〜

日銀の金融政策が機能しないのはなんで? 〜銀行の収益構造の変化〜からの続きです。
民間企業の資金調達の変化と、銀行の収益構造の変化を誘導したと考えられる「金融ビッグバン」について今回は扱います。
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言葉は知っていても、実際に何が行なわれたかは、意外と知らないのではないでしょうか?
実はかなりたくさんの事が行なわれていて、今では当たり前になっていることも、この金融ビッグバンがきっかけになっています。
そして本題である、民間企業の資金調達の変化と、銀行の収益構造の変化を誘導する改革も続々と・・・
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  投稿者 minezo | 2009-02-22 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?3 Comments » 

「鎖国」の可能性を探る!ー5 『エネルギー』 マグネシウムの可能性を探る

今回はエネルギー源として Mg マグネシウムを扱います。
マグネシウムと聞くと、年配の方は写真のフラッシュが思い浮かぶのではないでしょうか。
閃光を放ちボッと燃える、あれです。
若者にとっては、ノートパソコンや携帯のボディが思い浮かぶのでしょうか。車の部品にも軽量化のために使われています。
あと、食品で言えば、豆腐のにがりですね。さらに、人間にとってMgは微量ですが必要で、摂取しないと病気になるそうです。
この割と身近なマグネシウムがエネルギーになるという面白い話が、
実は2年前ほどから話題に上がっています。
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ふぉとカフェ   マグネシウム合金製のカメラのボディ
さて、どうなのでしょうか? 調べてみました。
その前に

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  投稿者 genkin | 2009-02-21 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?4 Comments » 

鎖国の可能性を探る!-4 エネルギーは、自給できるか?


★エネルギーをどうする?
一番気になるのがこれじゃないでしょうか?
エネルギーといえば石油ですが、日本ではほとんど採掘できないようですね。
では、石油に代わるものはなにか?
といきなり石油に変わるエネルギーを国内でどうする?
と行く前に、先ずは国内のエネルギー需給関係について押さえ直しておきたいと思います。
1.日本のエネルギー供給は、どう言ったものがあってどのくらい使われているのか?
2.それは、今後輸出産業の衰退や過剰消費の削減を見据えた上で、国内ではどの位のエネルギー使用量が必要とされるのか?
3.上記、必要なエネルギーは、諸外国に頼ることなく自給できるのか?
そこから見直してみる必要があります。
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  投稿者 nakamura | 2009-02-20 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?6 Comments » 

2008年第4四半期のGDP、前期比年率12.7%の大幅減

16日に発表された、第4四半期(10−12月)のGDP(国内総生産)は、年率換算で12.7%という大幅な落ち込みになり、戦後最悪の景気後退局面となった。 
 
たまたま、関西の製造業の調査に入っているが、そこの現場で聞かれる声も、「オイルショック時以上の落ち込みで、今まで経験したことが無い」である。 
 
例えば、機械工業(工作機械や建設機械)関係の仕事は、9割減、仕事量が1/10になった、自動車関係は、6割減という状況である。 
 
以下、毎日新聞の記事引用 
GDP:年率12.7%減、落ち込み深刻 10〜12月期(毎日新聞、2月16日)

内閣府が16日発表した08年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報によると、物価変動の影響を除いた実質GDP(季節調整値)は、前期(7〜9月期)比3.3%減、これが1年間続いた場合(年率換算)で12.7%減と3四半期連続で減少した。2けたマイナスは、第1次石油危機時の74年1〜3月期(3.4%減、年率13.1%減)以来、戦後2度目。深刻な金融危機と世界景気悪化で輸出が戦後最大の落ち込みとなり、個人消費も減少。内外需の総崩れが鮮明となった。09年1〜3月期も大幅なマイナス成長の見通しで、日本経済は戦後最悪の不況に陥ろうとしている。
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10〜12月期は、輸出が前期比13.9%減と2四半期ぶりに減少に転じ、減少幅は75年1〜3月期(9.7%減)を上回った。自動車、電子部品、建設機械などを中心に米国、欧州連合(EU)、アジア向けがすべて大幅に減少した。外需依存で輸出との連動性が高まっている設備投資は5.3%減と4四半期連続の減少で、マイナス幅は加速度的に拡大している。 
 
昨年夏にかけ、急激な物価高で打撃を受けた個人消費は、物価上昇が一服した昨秋以降も、実質賃金の減少や雇用不安の追い打ちで0.4%減とマイナスに転じた。自動車、家電、航空旅客輸送、衣服などの落ち込みが大きかった。輸出から輸入を差し引いた外需寄与度は、輸出の記録的減少によりマイナス3.0%と過去最悪に、内需寄与度もマイナス0.3%だった。

上記記事に、外需寄与度、内需寄与度という言葉が出てきます。寄与度ってなんでしょう? 
 
また、銀行危機・GM倒産危機にある米国の第4四半期GDPは、年率換算でマイナス3.8%。
なんで、日本の方がこんなに落ち込みが大きいのか疑問がでてきますね。 
 
そこで、GDP(国内総生産)って、どのような項目で、どう計算されているのか、簡単に押さえて見ます。 *結構、複雑ですよ! 
 
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  投稿者 leonrosa | 2009-02-19 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?1 Comment » 

FRB資産状況090211:アメリカ国内にはもう、金がない?

geithner2.jpg今月10日、オバマ政権の新財務長官ティモシー・ガイトナー(前NY連銀総裁)が、米国の新たな金融安定化策を発表した。ところが、その途端にNY株価は約400ドル急落し、8千ドルを割り込んだ。失望売りの要因はどこから来ているのか・・・・・?前回1月19日の記事はこちら

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  投稿者 s.tanaka | 2009-02-18 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨3 Comments » 

なぜ今、政府紙幣なのか?

「政府紙幣」なるものが新聞やニュースを賑わせている。当ブログでも過去に掲示板(るいネット小お題)の方ではいくつかの投稿がなされているが(ex.)、不覚にも 「ブログエントリーとして」は扱っていなかったため、改めて今回からエントリーさせて頂く所存であります
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【画像は、明治維新政府が発行した初の全国通用紙幣
である「太政官札」-1868年-日本銀行金融研究所より】
なぜ、政府紙幣なのか? 今回はその可能性に迫ってみたい。
その前にクリック

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  投稿者 pipi38 | 2009-02-17 | Posted in 03.国の借金どうなる?1 Comment » 

■アメリカ金融史3 「市場拡大のための国家」の現在

今までアメリカ追従路線で、やってこれましたが、アメリカの本質に迫らないと、これからの国内外情勢を乗り切っていけなさそうです。

↑↑アメリカ金融史2 アメリカ 共和党と民主党の違い?!から
現在のアメリカがどんな状況にあるかは、本ブログでもいろんなところでレポートされているので詳しく述べる必要はないですが、あれほど繁栄を謳歌していたアメリカがここ40年でどのような道筋をたどって「瀕死」の状態に至ったのか、アメリカの歴史に入る前に簡単におさらいしておきましょう。
19世紀の終わりごろから工業国として力をつけ、20世紀に入って第一次世界大戦で疲弊したヨーロッパに変わり経済大国となったアメリカは、帝国主義政策に邁進します。そして第二次世界大戦でも無傷で勝利し、世界の覇権を握ります。
アメリカは軍事力・経済力を背景に基軸通貨ドルの価値を高く維持して、金融、産業、科学技術、消費文化、すべての面で世界をリードして『覇者』としての姿を世界中に誇示し、他の工業国がアメリカの後塵を拝する力関係が定着します。
1960年代にはピークに達し、軍需を背景にした航空機産業、自動車産業、宇宙開発といった主要産業では他の追随を許さず、次々に登場する最新技術に世界中の人々が目を見張ったものです。
日本でテレビが普及し始めた60年代、アメリカ製のドラマで見る芝生の庭の邸宅、大型冷蔵庫や洗濯機、キャデラックやフォードのバカでかい車に憧れ、アポロ11号の月面着陸(ウソ?)を驚愕してみまもり、ジャンボジェットが日本の空を飛んだ時には小学校の授業を中断して眺めたものでした。
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TVドラマ「タイムトンネル」
画像はタイムトンネル資料館様から拝借しました。
当時の子ども(私?)は、アメリカではそのうち家事はロボットがするようになり、ボタンを押せば料理が出てきて、超高層ビルをつなぐガラスチューブを人々が乗り物に乗って行き来するようになると本気で思っていました。SFドラマの「タイムトンネル」でさえアメリカの科学技術が実現するものだと思っていたのです。
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  投稿者 finalcut | 2009-02-16 | Posted in 08.金融資本家の戦略5 Comments » 

G20の可能性を探る G20な国々⑦トルコ共和国

みなさん、こんにちはー! 😮
G20な国々シシリーズですが、今回は「トルコ」です。
トルコと聞くと・・・。ドネルケバブ、アヤソフィア、サッカー・・・とかですかね。 🙄
実は世界3大料理って、中華料理とフランス料理、そしてなんとトルコ料理が入っているんです!!!?
知らなかったでしょ。みなさんも同じではないでしょうか?
あと、結構親日の国なんですよ・・。
その理由は後で・・・。
それでは、実はあまり知らないトルコ。
行ってみまーす。
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アヤソフィア(イスタンブル)
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  投稿者 watasin | 2009-02-14 | Posted in 未分類 | 6 Comments » 

G20の可能性を探る G20な国々⑤インドネシア(その2)

 今後の金融危機の行く末に大きな影響を与えると思われるG20諸国のうち、日頃なじみの少ない国から順に経済・政治等の実態を調べていくことで、G20の可能性を探るシリーズ。
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 今回はインドネシアのパート2です。
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 前回に引き続き、日本とインドネシアの関係、インドネシアのこれからの可能性を探っていきます。
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 インドネシアは概ね親日国家とされています。前回触れたように「日本人に近い気質」を持っていること、日本のODA累計供与額が最大の国であることなども一因だと思いますが、それだけでなく、両国の歴史的な繋がりも大きいようです。

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  投稿者 kato | 2009-02-13 | Posted in 未分類 | 1 Comment »