2014-03-13

アメリカ・デフォルトは起きるのか!?-6 〜欧州貴族は金貸しの暴走に危機感を抱き、直接戦略指示を出し始めた!?〜

 市場は国家に寄生することで拡大を続けてきた。そして、ロスチャイルドを初めとする金貸したちが発明した最も効率的な寄生の方法論が「国家に金を貸す」中央銀行制度だった。
 

中央銀行は国家に市場拡大のための原資を与え、その上がりを収奪し続けてきたわけだが、ここ40〜50年の間に、先進国は豊かさの実現から市場縮小が始まり、ほぼ全ての先進国は借金まみれの状態になって、今や国家ごと転覆しようとしている。 
前回記事では、中央銀行制度の限界を悟り始めた金貸し達が、次の支配システムの構築を目指して、中央銀行を通じた支配体制を改め、より直接的な支配体制を志向している可能性について扱った。その例が、国家単位の法制度や規制を超えて、彼らが傘下に置く多国籍企業が直接支配に乗り出すことを企図するTPPであり、地ならしとしての、愛国者法や日本の特定秘密保護法に代表されるような徹底した情報統制である。
 

そして本題のアメリカのデフォルトについては、金貸し達が米ドルを崩壊させて直接支配に乗り出すための一つの過程に過ぎないと捉えてきたが、考えてみれば、ロスチャイルドもロックフェラーも金主の手下であり、300年来に渡って旨味を吸い上げてきた中央銀行制度のシステムを金貸しが手放すことについて、金主が簡単に認めるのか?と疑問が浮かぶ。ここで一旦、金主の情報を少しおさらいしたい。

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  投稿者 wabisawa | 2014-03-13 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments »