2015-04-23

天皇という力の正体とは?(10)~米軍基地駐屯は天皇とロックフェラー財団理事長によって決定された~

日本国憲法で天皇は「象徴」とされたが、政治的には実は「民間人」との見方は面白い。
敗戦後の米軍基地駐屯は実は「民間人」と化した天皇とロックフェラー財団理事長によって決定されたということです。
その後一環してロックフェラーが日本政府を支配してきたバックボーンに天皇の存在があったことがわかります。彼が来日の際には天皇に接見するのも、そうした歴史的な背景があったことが分かります。

昭和天皇

 

引き続き、『天皇財閥 皇室による経済支配の構造』から紹介します。

昭和天皇は終戦後も日本を代表していた。このことは、憲法を解釈しただけでは理解ができない。日本国憲法の上では天皇は「象徴」であり、実質的な権力は削ぎ落とされたと考えられたからである。しかし、先述したように、実際には、天皇は権力を行使していたのである。

但し、天皇は、憲法上の地位が変わったあとは、「民間人」として外交に携わったのである。「民間」とは、日本政府の外交を担当する外務省などの官庁ではなく、「private」であるということである。プライヴェートの立場から、天皇は外交及び国政に影響を与え続けたのである。

そのことは、カウンターパートであったアメリカ側がそうであったことをみても分かる。
豊下氏が『昭和天皇・マッカーサー会見』のなかで書いているように、天皇とダレスの会見を取り持ったのは、『ニューズウィーク』誌の外信部長ハリー・カーンと、東京支局長パケナムという人物である。彼らは純然たる「民間人」である。ではなぜ、彼らが天皇とアメリカの交換であるダレスの間を取り持つことができたのだろうか。

 

戦後、天皇が「民間人」として外交交渉にあたっていたとは、驚きです。

(さらに…)

  投稿者 tasog | 2015-04-23 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments »