2015-07-16

金貸し勢力のスパイの証言(2)~人騒がせな世界ゲーム・・・戦争~

太平洋戦争

日本政府とのスパイ契約を結んだべラスコ。

彼に情報によれば、太平洋戦争は日本の圧倒的勝利になるはずだった。にもかかわらず、日本政府は自ら敗戦を選んだ。。あの戦争は金貸しによるゲームだったのだ。

「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介していきます。

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1980年代、『ワシントン・ポスト』誌はべラスコが元日本のスパイだった前歴を誇らしげに暴露した。しかし、日本外務省の機密公電にはすでにべラスコの名前も日本政府とのスパイ契約の記録もしっかり残されている。だのに『ポスト』誌は何故あえてベラスコの過去を“スクープ”したのか、その真意は今もわからない。

(中略)

◆日本の圧倒的勝利だったはずの対アメリカ戦

べラスコの正体は16世紀半ばに日本侵略のために徘徊したイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルそのものだった。背広と軍服姿で装った“修道士”ベラスコの“おこない”は神の前では厳粛であるべしと心得た世界のキリスト教徒たちを震撼させた。情報収集のためにべラスコは教会の懺悔室をもっぱら“悪用”した。その“おこない”はスペイン内戦時代から太平洋戦争末期まで続けられた。原爆投下情報もアメリカ西海岸にある教会の懺悔室で入手した。イエス・キリストを騙すこんな“おこない”を戦後になって知ったアメリカ軍太平洋艦隊の情報参謀達は激怒して慨嘆した。神を冒涜した史上最低の汚いやり口だとべラスコの“おこない”を罵ったのである。

 

だが、この手口こそが特殊世界の住人たちが信じる正しい“おこない”なのだ。その“おこない”をべラスコは忠実に実行したに過ぎない。西海岸の軍港近くの教会に駆け込む出撃前の純情な海軍兵士や生きて帰れないかもしれない運命を神に託した将官たちは懺悔室に飛来する哀れな“カモメ”たちだった。太平洋のどこの海域でいつどんな対日海戦に挑むのか。将校は胸に詰まった恐怖と軍事機密を密室で待つ司祭(べラスコやべラスコの部下のニセ宣教師ら)の前で存分に吐き出した。

 

日本の対アメリカ戦は開戦当初に勝敗のケリはついていた―――。

何と日本軍の圧倒的な勝利だった。

 

日本の対アメリカ戦はとうに終わっていたのに、とべラスコは当時を振り返る。だが、べラスコが西海岸から発信したアメリカ艦隊情報を日本の戦争指導部は無視した。それどころか、決定的な勝利情報を日本政府は受け取らなかったのだ。開戦初期にべラスコが表向きに所属するスペイン政府と契約して英米連合軍情報の入手を懇願しておきながら、日本政府の東郷外相はなぜかべラスコ情報を無視したのだ。では、何のためのスパイ契約だったのか。契約相手のべラスコが見せた憤慨ぶりが、つまり戦争そのものの“イカサマ契約の真実”を連鎖的にすっぱ抜いているのである。

 

日本政府と軍部(少なくとも山本五十六元帥率いる日本海軍)には、何が何でもアメリカに勝とうとする強い意志など、最初から微塵もなかったのだから当然なのだ。

 

べラスコと日本政府とのスパイ請負い契約そのものが戦争指導者らの支配主である特殊世界に棲む権力者たちの陰謀でまとめられた欺瞞の敵対契約だったことを知れば、山本の態度の理由は簡単でわかる。

 

戦後の歴史教科書やら民間の近現代史家らがひたすら政府発表の“公式資料”を弁解手段に活用して綴ってきた戦争史観は噴飯ものである、という理由もまたスパイ契約の性質からわかってしまうのである。

 

近現代史や戦史もこのようにある日の誰かの小さな義憤(“おこない”)から簡単に暴露されてしまう。“おこない”のすべてが秘密の山を作る事例をべラスコは身をもって挙げてくれたのであった。日本政府と軍部に密かに巣くった“I LOVE WASHINGTON(アメリカ大好き)グループ”(ワシントン政府の対日政策を熱烈に支援する新米ユダヤ派の日本人たち)が意図的に画策して実現した日米開戦と敗戦の真実もまた、べラスコがみせるふとした“おこない(発言)”が簡単に証明してくれたのである。

 

◆最も強力なキリスト教秘密結社―――イエズス会

ザビエル hirohito1s

西暦2000年を越えたころから、敬虔なキリスト教徒らによる反撃、つまり悪徳教会と宣教師に向けた批判が公然と渦巻き始めた。特殊世界勢力の懲りない“おこない”がようやく表舞台でも問題視され始めたのだ。イエズス会は16世紀の発会以来、ローマ・カトリック(教皇)を巧みに操ってきた秘密結社ではないか。彼らは宗教のみならず、国家の政治、経済、それに軍事まで操ってきた。ローマ教皇の許可を得て開会したイエズス会はザビエルによる巧妙な世界侵攻を進めた。そして、今や地球上で最も強力なキリスト教秘密結社の一派になり上がった。

 

彼らは中世時代からマルタ騎士団やテンプル騎士師団との血の絆で結ばれた金融業社や政治家らと結びついてモラルを易々と逸脱した、そんな隠れカトリック教徒のイエズス会こそが、世界寡頭権力者勢力を差配する強力な後ろ盾なのである。そうした批判の目は時代を経るごとにいっそう鋭さを増している。そんな批判は正しいのか、正しくないのか。本書は大多数のまじめなキリスト教徒のためにも、特定勢力とつるんだ一部の教会勢力の実態を仔細に明かす。その結果はイエズス会(秘密結社)と秘密裏に連携した特殊世界(ゲットー)のメンバーの一員だるべラスコとヒロヒトの“おこない”もまたリアルに窺えるだろう。

 

参考:【天皇はぶっちゃけ、マルタ騎士団、ガーター騎士団メンバーでした】http://jfcoach.blog49.fc2.com/blog-entry-171.html

 

べラスコの“おこない”を私はべラスコ一家と二十数年間の交友関係から見聞した。

(中略)

私のべラスコ観が含む錯誤を指摘したのは、ご本人のべラスコだった。物事に直面して何かおかしいと感じたら立ち止まってよくよく考えなさい、とまあそんな生活指導のような、いわば忠告を私にくれた。

(中略)

◆特殊勢力による特殊勢力のための人騒がせな世界ゲーム

軍事将棋

日本国民から神と崇められ敬愛されてきた静かなる雲上人ヒロヒト。血気盛んな大衆の前で猛牛の命を断って喝采を集めてきた勇猛果敢なべラスコ。そんな価値ある二人の存在を操った特殊世界勢力。つまりべラスコを日本と契約させた親ユダヤ派日本人たち(ヒロヒト天皇を世界権力者勢力の一員として送り込んだ明治維新の寄生虫とも呼ぶべき一部日本人を含む内外の輩)はむろんのこと、天皇自身に都合の良い――国民には不都合な――“おこない”をさせた特殊勢力の存在をべラスコの生涯から明かす。

 

好事魔多しというべきか、寡頭勢力の有力メンバーで金融業者リーマンブラザースの商売が2008年に破綻した。この事件で世界権力者勢力のライブ・ショー(ナマの“おこない”)が人々に知られたのである。1929年のデッチ上げ金融危機以来の2008年の彼らの金融事件(“おこない”)は、べラスコとヒロヒトを走らせた世界寡頭勢力の恥部――特殊世界のことを普通の世界だと言いくるめている一握りの金満家商人と宗教屋たちの貧相な魂胆――を鮮明にさらけ出したのだ。

 

半世紀以上、特殊勢力は一見戦争のようにも見える殺人ゲームは実行してきたが、世界戦争は実行してこなかった。なぜならその必要はなかったからだ。人々から世界大戦と呼ばれた半世紀以上前の騒乱は、実は戦争と呼べる代物ではなく、特殊勢力による特殊勢力のための人騒がせな世界ゲームだったのである。今その実態を“おこない”の主人公たちの化けの皮を剥ぐ。

 

とはいえ、「あの戦争はゲームだ」などと、あたかも常識史観に唾するかのごとき私の指摘は、大半の真面目な読者にとって大いに面食らうことだろう。が、私はこの本であえて、あれは戦争ではなくて、万人にはた迷惑な私的ゲームだったと重ねて指摘する。

 

(後略)

 

 

  投稿者 tasog | 2015-07-16 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments »