2015-09-01

金貸し勢力のスパイの証言(8)~金貸しが作ったCIA~

1940年当時、米国の情報機関としてはFBIがあったが、それにもかかわらず、新たにCIAを設けたのには、一般には知られていない理由がある。

それは、国際金融資本家の利益のために、米国ルーズヴェルト大統領が、英国首相チャーチルの支援を仰いで創設したスパイ機関とのこと。そしてその背後には秘密結社イエズス会の存在がある。

 

以下、「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介

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ルーズベルトチャーチル

◆国際金融資本家が作ったCIA

CIA(米国中央情報局)の誕生には特徴が二点ある。一点は、ユダヤ系アメリカ人のフランクリン・D・ルーズヴェルト大統領が議会承認も求めず極秘裏に独断で新設した点。もう一点は、英国首相チャーチルの支援を仰いでMI6にお手本を求めて創設した点だ。そして最大の特徴は、両首脳の裏側にはあのMI6誕生に「貢献」したミルナー卿と同じユダヤ系金融資本からが密かに関わっていたことだ。

 

米国政府の対外情報機関CIAの出発点は、1941年に敵の後方攪乱と破壊工作を目的に大統領が自ら創設した文官情報機関の情報調整官事務局(OCI)にある。ところがこのOCIは設立後間もなく再び大統領の手で軍事情報機関の戦略情報事務局(OSS)に改組される。第二次世界大戦時の対外情報活動を仕切ることになるOSSの雛形は、英国経済戦争省特殊工作本部に出発点がある。

 

OSS創設は、ドイツのチェコ・オーストリア併合、日本軍の中国侵攻などのいわゆるファシズム台頭が看過できなくなったことにあり、それが米国議会の孤立主義一辺倒の対外政策を捨てさせた理由にもなった、と説明しているのはスパイ問題の権威者で英国の作家ブライアン・フリーマントル(『CIA』)だが、この解説は通り一遍に過ぎて正解ではない。

 

なぜなら、地政学(政治現象土地的条件との関係を研究する学問)的にみてアメリカ大陸には遠い東欧やアジアでの紛争が、米国が国是としてきた孤立主義政策を捨てさせるほどの危機に直結しているかといえば疑わしい。むしろ地政学を越えた米国の国益が東欧アジアの各地域ないしは英国の国益がそこに存在したと見るのが自然だ。英国植民地の危機は米国の危機と一体だったと考えるのが正解であって、そこにこそ対外情報機関OCIの創設の理由があったのだ。

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  投稿者 tasog | 2015-09-01 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

経済破局は秒読み?② 中国バブルが崩壊したのはなぜか?

<中国の失業率は上昇>

<中国の失業率は上昇>

可能性の予測から考えると、中国バブル崩壊は、日本のアベノミクスバブルを直撃し、中国、日本のバブル崩壊から世界経済へ影響が波及して行く可能性が高いと予想されます。その影響がどうなるか?を予測するために、先ずは、中国バブル崩壊の原因を探ります。
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  投稿者 yukitake | 2015-09-01 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments »