2020-01-21

国際情勢の大変動を見抜く!-48~アメリカが故意に長引かせたベトナム戦争~

 

 

ベトナム戦争

表題のとおりですが、アメリカの背後の金貸しが仕組んだものです。

ベトナムを支援するソ連には、アメリカが300億ドルもの【支援】を行っています。名目は「非戦略物資」ですが、曖昧な基準とすることでベトナムに実質上の戦略物資が供給され続けた。まさにマッチポンプ。

ケネディ大統領は戦争を中止しようとしたが、暗殺されて実現されなかった。中央銀行設立への抵抗が暗殺理由として有名だが、これも暗殺の大きな動機だったのだ。

 

金貸しは、中国のベトナム戦争への介入も仕組もうとしたが、金貸しの存在を認識している中国はソの手に乗らず、逆にアヘン栽培を推進しアメリカを麻薬漬けにした。

 

また、ソ連を介して中ソ合併会社を設立し、中国の石油と金を奪い取ろうとしたが、これも契約寸前で実現しなかった。これが理由でスターリンが暗殺されたらしい。

 

このような真の歴史を知るトランプ大統領が「アメリカはアメリカ人によって統治される」と金貸しに宣戦布告して立ち上がった。

 

『知ってはいけない現代史の正体』(馬渕睦夫 著)からの紹介です。

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■1954年 ベトナム戦争

◇通説   :アメリカはベトナム人民を殺戮し、その威信を低下させた。

◇歴史の真相:アメリカは故意に戦争を長引かせた。

 

●ベトナム戦争のそもそも

まずベトナム戦争が起こる経緯を見ておきましょう。19世紀フランスのアジア進出がことの発端です。1887年、清仏戦争に勝ったフランスはインドシナをフランス領とします。ベトナムはその一部でした。フランスは第二次世界大戦中の1940年にドイツに降伏、弱体化した仏領インドシナには日本軍が進駐します。

 

1941年、共産主義者で独立指導者のホー・チ・ミンがベトナム独立同盟会いわゆるベトミンを結成して本格的に独立運動を開始します。共産主義ですからソ連が支援しました。1945年に日本が降伏してベトナムが無政府状態になったところでベトミンが全土を掌握し、皇帝を退位させてハノイで独立宣言を発表、ベトナム民主共和国が建国されました。

 

しかし旧宗主国であるフランスはベトナム民主共和国を承認せず、インドシナに再び介入し、南ベトナム共和国という傀儡国家を建設します。南北に分断されたベトナムの統一をテーマとして北ベトナムとフランスとの間に1946年、第一次インドシナ戦争が起こります。フランスはこの戦争に敗北しました。1954年、ジュネーブ協定が締結されてフランスはインドシナから出て行きます。

 

アメリカはジュネーブ協定には参加せず、フランスに代わってベトナムに乗り込みます。ベトナムは南ベトナムと北ベトナムに完全に分断され、冷戦構造そのものの米ソ代理戦争となり、1960年には南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)結成、1965年にトンキン湾事件という北ベトナムによる対米艦船魚雷発射疑惑事件が起こったのをきっかけにアメリカが北爆を開始して大量動員体制に入り、ベトナム戦争は全面戦争へと拡大します。

(さらに…)