2021-11-24

MMT(現代貨幣理論)って正しいの? ~2.通貨発行権を持つ国は財政破綻しない?~

少し間が空きましたが、MMT(現代貨幣理論)について。
前回の記事では、日本の借金は1200兆円にも上ることを扱いました。

国の借金とは、国債(地方債含む)のことで、国債の発行主体は政府(国家)です。
一方、日本の中央銀行である日銀が発行する紙幣は、この政府の国債を担保にして発行されています。このまま国の借金が増え続けば、いずれ財政破綻する可能性がある、というのが(これまでの)経済界の一般的な見解です。
MMTでは、この見解・通説が覆されます。日本におけるMMTの第一人者である中野剛志氏の言葉を以下に引用します。
誤解を恐れずに、MMTを最も手短に説明するとこうなります。日英米のように自国通貨を発行できる政府(中央政府+中央銀行)の自国通貨建ての国債はデフォルトしないので、変動相場制のもとでは、政府はいくらでも好きなだけ財政支出をすることができる。財源の心配をする必要はない、と。

(さらに…)

  投稿者 dairinin | 2021-11-24 | Posted in 03.国の借金どうなる?, 07.新・世界秩序とは?2 Comments »