2022-11-26

世界の木材流通状況とその背景 ―木価格と世界情勢は密接に関係があるー

●ウッドショック ―2021年から始まった木材価格の急騰―

新型コロナ感染拡大に伴い、リモートワークを取り入れる企業が世界中で急増したため、アメリカを中心として住宅需要が高まった。加えて、コンテナ不足+運輸のストップにより、2021年にウッドショック(大規模な木材不足)が深刻化した。まずは輸入材の価格高騰や納期遅延が発生。それに連動して国産材の価格も高騰、建設業界に大きな影響を与えた。とはいえ、国内供給で輸入材の価格高騰に対応することは難しいのが現状。

⇒国は、国産材の利用を強く推し進めるための施策をし、人材育成や安定供給をできる体制を整えているが、まだまだ輸入材への依存は拭いきれない。

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  投稿者 itou-t | 2022-11-26 | Posted in 06.現物市場の舞台裏No Comments »