2012-01-08

エネルギー市場はどうなっている?(15) 〜脱金貸し支配に向けて日本はどのような国際関係を構築すべきか〜

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「エネルギー市場はどうなっている?」シリーズは今回で最終回となりました。

前半はエネルギー市場をとりまく覇権闘争に着目し、ロスチャイルドに追い込まれるロックフェラーや、新興勢力として急速に台頭し、今や覇権獲得を狙うまでに至ったロシア・プーチンらの支配構造を解明してきました。

後半では金融破綻〜リセット後、金貸しの再支配に対抗するために、日本の資源・エネルギー戦略はどうあるべきかを考えてきました。

「(12)エネルギー自給の可能性とそれを阻む壁は何か?」では日本がエネルギー自給率はどこまで上昇させられるかを検討し、メタンハイドレードが採掘できれば、「(13)〜エネルギー消費ダウンサイジングの可能性」でエネルギー消費は約半減できるとの結論と合わせ、40年は自給可能という結論となりました。

そして、自然エネルギーを活用する「(14)〜純国産エネルギーの実力〜」では日本には世界一を誇る技術もあり、実現されればエネルギー問題も一気に解決する可能性も見えてきました。
しかし、技術開発や領土問題など未明課題も残り数年内に完全自給に移行できることは相当厳しい状況です。また、金融破綻〜リセット後の米国の没落は、世界の秩序そのものを塗り替えることになり、戦後ほぼ一貫して従米一色でやってきた日本のエネルギー政策にも大きな転換を迫ることになります。

「エネルギー市場はどうなっている?」シリーズの最終回、今回はこの世界情勢の中、今後日本が資源・エネルギーの確保に関して協働できる国はあるのか、どのような関係を築いて行くのかを考えます。

いつも応援ありがとうございます m028

(さらに…)

  投稿者 tsuji1 | 2012-01-08 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?, 07.新・世界秩序とは?41 Comments »