2012-05-16

米国はどのように衰退してゆくのか?(1)〜プロローグ〜

08年世界金融危機以降、米国覇権の凋落は明らかになりました。米国債の暴落や民衆の暴動など、一気にカタストロフが起こることも予測されたましが、現在のところ、その崩壊は緩慢に進んでいるように見えます。
 
マスコミ報道も、TPP問題や原発問題など日本との関係については流れてくるものの、米国自体の情勢は、大統領選の推移が時おり流れる程度で政治・経済的に大きなニュースはありません。少し前のティーパーティ運動やウォール街占拠も、その後の成り行きは殆んど聞こえてきません。
 
その一方で、ネット上では、米軍やCIAの分裂、州の独立、旧支配階級の一斉逮捕など、驚くべき事態の急展開を伝える記事が増えています。米国内は一体どうなっているのか、状況が読みにくくなっています。
 
そこで、今回から始まる本シリーズで、衰退の途にある覇権国家アメリカを改めて扱ってみたいと思います。
 

USA.PNG

 
アメリカという国の政治・経済・産業・大衆意識は現在、一体どのような状況にあるのか。そして、2012年の今年以降、どのような形で衰退してゆくのか。歴史も遡りながら追求してゆきます。
 
いつも応援ありがとうございます。

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  投稿者 s.tanaka | 2012-05-16 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨, 07.新・世界秩序とは?No Comments »