2017-01-01

世界を動かす11の原理-3~グルジア革命やリビア戦争も米国傀儡~

グルジア革命 リビア戦争

あけましておめでとうございます。年明け早々からやや暗い話題。

昨年後半から年末に掛けて、世界的な株価上昇があり、今年は「暴落」の二文字、いや「大」が付いて三文字:「大暴落」が現実のものになりそうです。これまでのその予測はありましたが、今年は相当「危険な」年になりそうです。その動向も押えつつ、シリーズの第3弾から続けていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

今回も、『第5の原理:「エネルギー」は「平和」より重要である」からその具体事例を紹介します。

 

今回はグルジア革命(バラ革命)とリビア戦争についてです。石油パイプラインのルートを巡る陣取り合戦や石油利権に纏わる動きが非常にリアルに紹介されています。欧米による傀儡政権樹立がバラ革命やリビアの春ですが、それに黙っていないのが、プーチン。正攻法で切り替えしていきます。

現在は、東欧州も中東もプーチンが押えているところを見ると、武力や傀儡で支配するよりも、各国の置かれた状況を尊重し、それ以外での協働関係を構築しようとするプーチンの考えの方に世界は動いているということが分かる。

 

 

以下、「クレムリン・メソッド」~世界を動かす11の原理~(北野幸伯著)

からの紹介です。

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■グルジア革命は、「石油ルート」をめぐる米ロの争いだった

 

2014年の「ウクライナ革命」とは違い、比較的多くの証拠が揃っているのが03年の「グルジア革命」(通称バラ革命)です。

 

まず革命の概要から説明しましょう。

2003年11月2日、グルジアでは議会選挙が行われました。そして、シェワルナゼ大統領(当時)の与党「新しいグルジア」が勝った。すると、野党は、「選挙に不正があった!」と大々的なデモを開始。結局、野党勢力は11月22日、議会を力で選挙。大統領を辞任に追い込むことに成功しました。

 

シェワルナゼ大統領(当時)は、「革命の背後に世界的投資家ジョージ・ソロスや外国(アメリカ)の情報機関がいた」と断言しています。

(さらに…)

  投稿者 tasog | 2017-01-01 | Posted in 09.反金融支配の潮流No Comments »