2018-02-07

世界を操るグローバリズム-22~グローバル化は国家機能の民営化を目指す~

よく耳にするジャック・アタリ。彼は欧州復興開発銀行の総裁を務めた人物で、ヨーロッパに於けるキッシンジャーと呼ばれているとのこと。つまり、欧州各国のご意見番であり、陰の主導者。

彼の著の中で、「世界の歴史は国家債務の歴史だった」と書き、国家の歴史は、お金を貸した人の歴史であるということをほのめかしている。つまり、世界の歴史は戦費をどう賄ったかの歴史ということになり、ひいては、各国家はマネーを操る人たちに存亡を決められているということ。

一言で言うと、「国家」の上に「マネー」が存在している。

 

グローバル化とは国家機能の民営化を目指すということ。

すでに国家を民営化した実例がある。それがイギリスの大航海時代における東インド会社。植民地支配を株式会社が行った例。

戦争もすでに民営化が始まっている。国際主義者たちはTPPを契機に国家の民営化を加速させたいところ。

現在はプーチンを筆頭に、習近平、トランプを加えた民族自決主義が主導権を握っている。それでもTPPは締結に向けて動いている。今後、(露)中米と距離をとって固まっていくのか?興味深いところ。(参考

 

後段には、敵・見方両方を支援する2項対立を作り出してきた実例が載せられています。マスコミの逆宣伝:偽装宣伝ということも興味ある動きです。

 

以下、『世界を操るグローバリズムの洗脳を解く(馬渕睦夫著)

https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%93%8D%E3%82%8B%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%B4%97%E8%84%B3%E3%82%92%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E9%A6%AC%E6%B8%95%E7%9D%A6%E5%A4%AB/dp/4908117144

からの紹介です。

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■■グローバル化の真実

■「マネー」を「国家」の上に置く愚

ジャック・アタリの本『国家債務危機』を読むと、「世界の歴史は国家債務の歴史だった」と書いてあります。借り入れた資金で国家は栄えるが、やがてその債務のために国家は衰退したという意味ですが、国際主義者の考え方を知る上での一つのヒントになります。

 

国家が債務者になるということは、その反対側には債権者います。つまり、お金を貸した人が国家を栄えさせたり、国家を滅ぼしたりして来たということです。

国家の歴史は、お金を貸した人の歴史であるということをほのめかしています。世界の国々にお金を貸しているのは国際金融資本です。  (さらに…)