2022-08-02
市民の生活と密接だった大正時代の金貸し、【質屋】!!
金融業は明治時代に入ると分業化が進みました。
大きく分けると「銀行」と「質屋」ですが、銀行は現在のような事業融資を中心に、質屋は質草(質に入れる品物のこと)を預かって小口融資を専門にすることになっていき、それが現代まで続いています。
しかし質屋で預かる商材は変化しており、かつては変質しにくいもの、例えば衣類、鍬などの農具、キセルなどの嗜好品、時代が進めば家電などが主だって取り扱われているものでしたが、現代ではブランド品、小型家電、貴金属など小さく単価が高いものが預けられることが多くなっています。
更に時代は進み、大正時代から高度経済成長期における貸金業は、主に【質屋】が担っていきました。
その一つとして、国からの補助金を受け、地方自治体や社会福祉法人が運営していた「公益質屋」というものがあります。