2008-01-07

生産者米価下落の構造

昨年は生産者米価が大幅に下落した。このことは昨秋以来何度か報道されている。 
 
すこし古くなるが平成19年10月26日の読売新聞記事によれば、10月10日の「コメ価格センター」での落札価格は06年にくらべ、全銘柄平均で8%の下落という。例えば新潟産コシヒカリについては、昨年の価格17000円(60kg当たり)に比べて15000円程度と約2000円の低下となっている。農家の平均生産コストは2006年度で約16800円といい、既に生産コストを割り込んでいる状況という。この状況下で、昨年9月には秋田市議会が首相宛に救済を求める意見書を出し、また民主党が救済案を作るなどの動きがあった。 
 
もともと生産者米価は長期的な下落傾向にあるが、この大幅な下落の原因は何か、また米価はこれまでどのように決まってきたのかを調べてみた。
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  投稿者 kz2022 | 2008-01-07 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?3 Comments »