2008-05-31

排出権取引はサブプライム化する?⇒だから日本は省エネ技術立国へ

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現在も世の中を騒がし続けるサブプライムローン問題。IMFの4月の発表では、当初の5倍近くにあたる9450億ドル(約96兆円)の損失となるとの事。更にサブプライムローン発のクレジット問題の損失が拡大すると言われています。なぜこんな事になったのか?また
表題のように、排出権取引も サブプライム化するのか?
こんな事にならないようにどうしたらよいのか また本当の日本の役割は?それを探る記事の紹介です。
その前に   

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  投稿者 genkin | 2008-05-31 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?8 Comments » 

「ロシアは海外投資を受ける立場から積極的な国際投資家に変身する」

世界株式市場が揺れ動いているときに、新興市場が堅調であることを報じているニュースを目にするたびに、20世紀に依拠する政治経済発想を脱皮する時期が来たと改めて確信する。先進国とエマージング諸国、BRICsなどという選別のしかたを続ければ世の中で起きていることがよりわかりにくくなる気がしてならない。 
 
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先回に続いて井本氏の記事を紹介します。 
 
井本沙織のロシア見聞録・第11回
リンク 

経済大国になった中国、資源大国であり経済大国の座を取り戻そうとしているロシアの動きを見るに当たって、今までとは別の考え方が必要である。中国もロシアも高成長を続けているが、原油価格が100ドルという歴史的なハードルを超えた瞬間、この2カ国を1つのグループに入れることは不適切であることには誰もが気付くだろう。資源を確保しようとしている国家戦略(中国)と資源の市場を確定しようとしている国家戦略(ロシア)は正反対とまではいかないにしても同じであるはずがない。 
 
ロシアは経済大国だと考えよ 
 
つまり、政治という土台から離れて、経済面において中国とロシアを比較しながら、それぞれの国に対する日本の戦略を決めること(戦略が存在しているのであればの話だけれど)は不適切であろう。中国も、ロシアも発展途上国ではなく、今は経済大国であることを認めて、そして、それぞれの国の性格や戦略を見極めた上で、日本のこれからの立場を考えることが極めて重要である。 
 
そこで日本とロシアの経済関係について考えてみたい。ソ連が崩壊した後、日本企業も政府も新生ロシアと新しく築く経済関係について模索し続けてきた。ソ連時代に2国間の貿易高で1番になったことがある日本は、ソ連にとっては重要な貿易相手であった。しかし、90年代に入りソ連が崩壊した後、ロシアは深刻な経済危機に陥り、財政が著しく悪化し、新規取引どころか先約の支払いのリスケジューリングを余儀なくされた。支払い能力のない国が貿易相手として認められないのは当然の成り行きであった。 
 
それに加えて、両国の間で、第2次大戦の悲しい遺産として残った北方領土問題が、経済協力関係の構築への道の障害物であった。ロシアの危機的な状況がいずれ改善され、潜在力のある大国として復活し、国際経済舞台においても大きな役割を果たすであろうという先見を持ち、困ったロシアに先行投資する余裕を持った日本企業はほとんどなかった。

 
 
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  投稿者 unkei | 2008-05-31 | Posted in 07.新・世界秩序とは?1 Comment »