2012-06-18
近代市場の成立過程(9)〜中間まとめ 金貸しの台頭と教会支配の衰退〜
「近代市場の成立過程」シリーズ、今回はこれまで8回のおさらい、近代国家成立の直前までを、
1.共認統合の中枢「カトリック教会・ローマ教皇」
2.武力で領土を支配した封建領主の長「国王」(代表的存在としての神聖ローマ帝国・皇帝)
3.商人や手工業者など市民と呼ばれ、後の金貸しへと繋がる人々
4.彼らに正当性の思想的根拠や大衆共認の基盤を築いた「近代思想家・芸術家」
これら4者を軸に展開します。
(1)プロローグ
今回のシリーズでは、近代市場の黎明期から現代まで、各時代にどのような思想が生み出され、それがどのような意識潮流を生み出し、近代市場が拡大していったのかを探っていきます。