2012-09-20

米国はどのように衰退してゆくのか?(15)米国産業の行く末は?その4〜そして何が残るのか〜

前3回の記事で、建国以来の米国の産業の隆盛と衰退がどのように進んだのかをみてきました。
その1 その2 その3
 
広い国土の中で開拓時代の内需を満たした「大陸産業」の時代、1900年前後の電気と自動車と航空機という3大発明以降、技術力で世界の先頭に立つと同時に、二度の大戦を通じて超大国へのし上がってゆく「覇権産業」の時代、第二次大戦後の日本や欧州の技術力・生産力の急速な発展に対し、知的所有権や国際政治的圧力、金融によって覇権の維持を目論んだ「支配産業」の時代。
 
しかし、2000年代初頭のITバブルの崩壊、2008年のリーマン・ショックとそれに続く世界市場の急収縮を経て、現在、米産業界は再起不能に近い大ダメージを受けています。

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テント暮らしを強いられる失業者たち

 
今後、米国産業界にはどのような道が残されているかを考察してみます。
 
いつも応援ありがとうございます。

(さらに…)

  投稿者 s.tanaka | 2012-09-20 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?No Comments »