2013-05-06

お金はどこから生まれてきたのか?〜コラム☆ヤップ島の大きな石のお金♪

hibiyakoen-sekika.jpg

これ、皆さんご存知ですか?東京の日比谷公園を有楽町側から入り池の端沿いに少し歩くと直径1メートルほどの丸い石の固まりがさりげなく置かれています 実はこれは石貨と呼ばれている貨幣らしきものです これはまさに原始人の漫画『はじめ人間ギャートルズ』に出てくるお金♪実際にはこんな大きいお金はありえないだろうって思っていたのに、実在していたことに、中年世代の方はびっくりされていました〜☆
imagesCAP1EETZ.jpg

さて、日本では石貨なんて使われていないのに、“どこのお金〜???”って思われると思うのですが、遠く南に3700キロ離れたミクロネシア諸島のヤップ島から運ばれてきたものなんです♪
ヤップ島では、この石貨、現在でもUSドルと併用して使われています^^
市場では、USドルを使用し、結婚のときの結納・いざこざのときの仲裁・トラブル時の謝罪の証・土地の売買などに石貨を使っているようです。
 
石貨は、なんと500km離れたパラオからカヌーで1週間ぐらいかけてヤップ島まで運び込まれていました。現在では、石貨の数は12000個にのぼるそうです。
ヤップにはとある伝説があります☆「昔、ヤップの探検隊が海上で方向を見失って偶然パラオにたどり着き石灰岩を見つけました。隊長は、この石を魚の形(ストーンマネーの現地語『ライ』は『鯨』と同音異義語なのだそうです!!)に切り出すように命じたのですが、あまりにも大きく重すぎて運ぶのが大変だったのか、彼らは石をもっと小さいサイズの満月の形に切り出し、棒を差し込んで肩にかつげるように真ん中に穴をあけました。」
201305~1.JPG

このような背景があって丸く、そして穴の開いた形になっていったのですね(^O^)
さて、この大きな石で作られた石貨はどのように生まれたのでしょうか〜?今回はその謎に迫ってみたいと思います♪

(さらに…)

  投稿者 MaririR | 2013-05-06 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments »