2015-10-09

金貸し勢力のスパイの証言(12)~米国の原爆開発情報は日本に何をもたらしたか~

イエズス会 懺悔室

イエズス会の牧師がスパイの主要な情報源であったということは衝撃的ですね。そしてそれは懺悔室が舞台で、金を払えばなんでも協力したという牧師。。。これが、カトリック教会=イエズス会の本性ですね。

それと、原爆開発情報を日本がなぜ軽視したのか?これは大きな疑問ですね。それはドイツもしかり。

裏で支配する金貸しの思惑をもう少し深く探っていく必要がありそうです。山本五十六やナチス・ドイツの意図を解明していくことで明らかになりそうです。今後の展開も楽しみです。

 

以下、「伝説の秘密諜報員 べラスコ」(高橋五郎著)を基に転載紹介しています。

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◆米国の原爆開発情報は日本に何をもたらしたか

 

TOは須磨公使との子供じみた戦争ごっこの情報契約時に二百万ドルの前払いを受け取っていた。そのカネはアプヴェールのカナリス長官が日本政府のために立て替え払いしたカネだった。立て替えた理由について、ベラスコはその大金以上の利益がドイツ側にもたらされるからだと語った。日本と契約するだけでドイツはもっと大きな利益が得られたのだ。アルゼンチン大統領の座を12万ドルで勝ったペロンのカネは、日本がべラスコに払ったカネで支出された情報下請け代金だった。日本政府も戦史家もいまだに子供の戦争を大人の戦争だと信じている。戦争が日本の支払い一方のビジネスだった点を隠し続けているのだ。

 

米国内での主な支払先はカトリック教会、つまりイエズス会の牧師に対してだった。彼らはカネを支払わない限りは絶対に協力しなかった。いや、カネを払えばなんでも協力した。牧師の仕事は懺悔室の中で戦地に向かう軍人らの口から秘密を聞き出した。この仕事は末端のイエズス会宣教師にとっては株や不動産投資よりも割が良かった。「戦争」ほど素敵な商売はない。

 

TOメンバーにとって兵士が集まる街角のバーはスパイには通いなれた仕事場だった。そこで知り合った兵士らの買い物の手伝いや恋人の斡旋など何でも手助けして情報を集めた。

北アメリカで原爆開発情報と太平洋艦隊の動向を探ったのは二人のスペイン青年ロヘリオとレアンドロだった。彼らはサンフランシスコからサンディエゴまでのエリアで軍事機密を探った。

 

(中略)

(さらに…)

  投稿者 tasog | 2015-10-09 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments »