2009-03-15

■アメリカ金融史5 アメリカ独立の背景

これまで、アメリカの金融史を4回に分けてお届けして来ましたが、今回からいよいよ「なぜアメリカはそこまで市場拡大に固執しなければならないのか?」、このアメリカの異常さの根幹を探るべく、アメリカ建国から遡ってそのなぞに迫っていきたいと思います。
過去ログはこちら
■アメリカ金融史1 新シリーズ、始めます♪
■アメリカ金融史2 アメリカ 共和党と民主党の違い?!
■アメリカ金融史3 「市場拡大のための国家」の現在
■アメリカ金融史4 暴走し始めた’70年以降
では、今回は、その1回目「アメリカ独立の背景」を扱いたいと思います。
◆金貸しの台頭(アメリカ独立まで)
大航海時代の15世紀の頃から、西欧諸国は植民地政策を強力に推し進め、北米や南米に進出して行きます
一方、各国間では、その覇権をめぐる戦争が絶えず、そこに目をつけた金貸し達が自分たちの利権を確保すべく奔走し、戦費調達を請け負う変わりに、イギリスではイングランド銀行の設立、通貨発行権まで手に入れるまでになって行きます。
この時代は、金貸したちが武力では適わない統治者の持つ絶対的序列を徐々に突き崩していく時代であり、この序列のほころびをもって、徐々に市場拡大を目指していく時代なのです。
してね

(さらに…)

  投稿者 tamimaru | 2009-03-15 | Posted in 08.金融資本家の戦略2 Comments »