2009-04-30
食料自立への道を探る4.ロシア、復活の兆しを見せる農業生産
2000年代に入ってからは、中国やインドなどの人口超大国が持続的高成長過程に入ったことにより、新たな食糧資源需要が喚起され、それらの累積的効果が需給逼迫となって市場に顕在化するようになっています。すでに高い値段を払えば食糧はいくらでも手に入る時代は終わったのではないでしょうか。
世界金融恐慌がこの状況に拍車をかけ各国は農業保護政策を取り始め、食糧需給バランスも大きく変化する兆しを見せ始めています。そういえば日本に集中していた黒マグロなども、なかなか手に入りにくくなっていますね。
築地でのマグロのセリ風景
ロシア政府は国益に反する企業を淘汰し、強国復活を目指すプーチンの戦略によって資源などの基幹産業を国が握るという独自の国家資本主義を構築しようとしています。
このような状況においてロシアの農業生産の現状はどうなのでしょうか?
専修大学経済学部、野部公一教授の『ロシア農業・農業政策の変遷』から引用させていただきます。
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