2012-08-03
米国はどのように衰退してゆくのか?(11)金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その6.縮小する投機市場
これまで、ドルの覇権通貨確立から近年のドル離れまでの事象を押さえてきました。
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その1.ドルはどのようにして覇権通貨となったか(リンク)
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道〜ニクソンショック(金兌換停止)後の金融覇権を維持した手練手管〜(リンク)
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その3.世界をマネー経済に巻き込んでいった’80〜’90年代(リンク)
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その4.リーマン・ショックとその後の世界(リンク)
・金融主義の末期・米国ドル崩壊への道 その5.加速する世界のドル離れ(リンク)
今回は、近年の投機市場から、金貸しの資本力がどれほど衰退しているのかを見ていきたいと思います。
●金貸し勢力の弱点と自滅の構造より引用
中銀にとって、最も警戒すべきは、過剰供給による紙幣価値の暴落。従って、投機市場が回り続けるのに必要な資金以下≒金融勢力の塩漬けetcで減少した資金量以下しか供給できない。
従って、投機市場の総資金量はジリジリと減り続ける。従って、金融商品の価格を維持するために、最終的には国家が買い手となって買い支えに回り、その結果、国家財政に更なる大穴を空けることになる。
従って、このままでは、国家財政の破綻と紙幣の大増刷の必然的な帰結として、国債の暴落は不可避である。
それでは、総投機資金量が減少しているのかどうかをデータベースで検証していきたいと思います。
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