2012-08-16

【戦国時代の権力需要と市場】シリーズ第7回(最終回) 〜群雄割拠の力の基盤 武力に資本力が重なった時代

ここまでこのシリーズでは、徳川幕府成立から、日本の金貸しの影響を探りながら、戦国時代へとさかのぼってきました。
前回エントリーでは、戦国時代の制覇に後一歩まで迫った、織田信長の着眼点を整理しました。
「寺」「港」「城」
武力だけでは制覇できない時代だった事が明らかになりました。
その後の徳川家康に至る過程で、商人の経済力が制覇力となる社会構造が確立するのです。
今回のエントリーは、この戦国時代を通じての権力構造を整理して、このシリーズを一旦、まとめさせていただきます。
戦国時代に、権力闘争を繰り広げたのは、守護大名達だと、教えられてきましたが、時代はそれほど単純ではなかった。
主要な登場人物は、守護大名、寺社勢力、商人であり、朝廷や貴族、将軍は脇役だったのです。
(朝廷や将軍が脇役に成り下がったから戦国時代に突入したとも言い得ますが・・・)
まずは登場人物を紹介します。

(さらに…)

  投稿者 gokuu | 2012-08-16 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments »