2012-11-23

大恐慌の足音・企業は生き残れるか?〜プロローグ〜

今年の春以降、パナソニック・シャープ・ソニーの三大家電企業の経営危機が幾度もメディアに取り上げられています。
 

朝日新聞2012年9月14日

これは、液晶テレビ投資の失敗やサムスン電子など海外勢との競合敗北など個別要因もありますが、より本質的には、リーマン・ショック以来進んできた急激な市場縮小が、実体経済を遂に崩壊させ始めたとも考えられます。現に、この家電3社以外にも、日本通販の民事再生法申請や、スズキ米国法人の連邦破産法申請など、日本企業倒産のニュースが再び目立ち始めています。
 
もし、そうだとすると、これから2013年3月の決算、さらには来年度、再来年度に向けて、多くの日本企業が極めて厳しい情勢に追い込まれていく可能性があります。
そこで、今回のシリーズでは、有価証券報告書(決算報告)をもとに、幾つかの上場企業の経営状態に焦点を当て、今後どのような事態が予想されるのかを探ってみます。
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  投稿者 s.tanaka | 2012-11-23 | Posted in 未分類 | No Comments »