2012-11-25

日本史から探る、脱市場の経済原理(2)〜在地首長制をひきずった古代律令制度〜



租庸調制といえば律令制の代名詞のように言われ、国家を支えた財政基盤であると一般には認識されていますが、日本では唐にない特殊規定が存在していました。
「畿内」と「畿外」。
飛鳥〜奈良時代、二重支配体制ともいえる律令制度の実態を探っていきます。
※以下、概ね「畿内」とは大和、河内、摂津、山背(やましろ)のことを言う。
また、国造(くにのみやつこ)とは、大化改新以前、軍事権、裁判権などを持つその地方の支配者のことを指す。
参考図書:大津透「律令国家支配構造の研究」

(さらに…)

  投稿者 urara | 2012-11-25 | Posted in 02.日本の金貸したちNo Comments »