2013-01-24
大恐慌の足音・企業は生き残れるか? 第5回その1〜トヨタ自動車の経営分析〜
今回は、日本で最も巨大で優良な企業である、トヨタ自動車を扱います。
トヨタ自動車は、2012年の世界全体の販売で、GMを抜き、トップに立ったようですね。
[東京15日ロイター]トヨタ自動車が2年ぶりにグループ世界販売台数で首位に返り咲くことが確実となった。2011年に首位だった米ゼネラル・モーターズ(GM)は14日、12年の世界販売台数が928万台(前年比3%増)になったと発表。
同2位だった独フォルクスワーゲンも約907万台(同11%増)で、いずれもトヨタがすでに公表している世界販売見込み値970万台(同22%増)を超えられない。トヨタは13年のグループ世界販売台数計画を991万台としており、12年に続いて過去最高を目指している。
トヨタ自動車については、2回に分けて見てみます。その1では、経営分析(貸借対照表、損益計算書)を行います。その2では、トヨタ自動車(創業者である豊田家)の経営思想はどうか、豊田佐吉翁が信奉していた『報徳思想』が、底流に流れているかを見てみます。
その1の経営分析は、以下のようにしていきます。
1.トヨタ自動車の財務内容(貸借対照表)を見る
2.トヨタ自動車の損益計算書(事業業績)を見る
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