2013-03-06
大恐慌の足音・企業は生き残れるか?第9回 〜ファーストリテイリング〜
自民党が推薦し、民主党もそれを追認する形で、日本銀行総裁が元財務省出身の黒田東彦氏でほぼ内定の見通しになっています。4日の所信聴取では「デフレ脱却に向けて、やれることは何でもやるという姿勢を明確に打ち出していきたい」と強調し、阿倍政権が掲げる「物価上昇率2%達成」の目標を、「個人的には2年ぐらいを念頭におく」と発言しています。
さて、長らく続くこのデフレ基調を追い風に、そして大衆の節約志向の意識潮流にも乗る形で急成長してきた企業があります。それが、今回取り上げるファーストリテイリング(ユニクロ)です。
商品企画・生産・物流・販売までを一貫して行うSPAモデル(製造小売業)を他社に先駆けて確立し、フリース・ヒートテック・サラファインなど、高品質な商品を低価格で提供し続けて、今も尚多くの顧客を獲得しています。
衣料品業界の勝ち組企業の代表格とも言えるファーストリテイリングですが、大恐慌前夜の急速な市場縮小の状況下においても、それは全く無縁とも言えるぐらいの経営状況なのでしょうか?或いは、少なからず影響が出始めているのでしょうか?
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