2013-03-17
日本史から探る脱市場の経済原理(12)〜日本人の中に息づく鎌倉武士の精神性〜
前回記事では、鎌倉武士の成り立ちと生活を取り上げました。
鎌倉武士は武士の理想像とされます。鎌倉時代が終わって南北朝の動乱、室町期、戦国期、江戸期を通じて「古の鎌倉武士を見るような」との賛辞は武士を褒めるのに最大級のものであったことは確かです。武士の精神は鎌倉期に極限まで高揚し、南北朝、室町期に低迷し、もう一度戦国期に高揚しますが、戦国武者をもってしても鎌倉武士の下位におく人が多いです。
こちらより
今回は、彼らの精神性の中味をより具体的に見ていきたいと思います。