2017-11-14

世界を操るグローバリズム-10~日清戦争から日本を恐れ始めたアメリカ~

 

日清戦争 日露戦争

今回の紹介する記事では、明治維新や日清、日露戦争などの背景として、教科書には書かれていない興味深い内容です。

明治維新は欧米による植民地支配を回避したという背景があったとのことです。

日清戦争では、日本がアジア諸国の自立・自決を呼びかけたこと、日露戦争では、ユダヤ人開放が別の意図としてあったとのことです。また、李鴻章とロシアとの密約で満州がロシアに売り渡されていたということは驚きです。

 

当ブログのこれまでの追求では、あからさまな植民地支配ではなく、金貸しによる傀儡政治工作として捉えられます。

また、日清戦争(1894年)、日露戦争(1904年)、第一次世界大戦(1914年)の3つの戦争は、日本銀行設立(1882年)後、金貸しが仕掛けた戦争であるという認識で、日本銀行券発行が1884年ですから、それから数えると面白いことに実に10年ピッチで戦争が引き起されています。

 

これらの史実を重ね合わせると、集団の分断によって「迷える子羊」を作り出し、分割⇒統合を図るという金貸しの常套手段が、集団性の高い日本には思いの他通用しないことに危機感を強めた金貸しが、あの手この手で日本支配を画策していったと見て取れる動きだと思います。

以下、『世界を操るグローバリズムの洗脳を解く(馬渕睦夫著)

からの紹介です。

****************************

■明治以降急速に国力を高めた日本が世界史に登場

アメリカで南北戦争が起こった頃、日本は幕末の時期であり、アメリカから開国を迫られていました。

開国というのは、言い方を換えれば日本を植民地にして自分達の市場にするという意味です。欧米が日本を植民地にする、或いは日本を中国のように実質的な保護国に置こうとしていました。

 

当時の日本のおかれた状況は、今でもそれほど変わらないのですが、欧米化との戦いでした。攘夷を目指している人たちもいましたが、攘夷を進めていくと戦争になり、国力の弱かった日本は滅ぼされてしまう可能性がありました。攘夷ができればよかったのでしょうが、結果的に攘夷はできませんでした。

 

幕末・明治の先人達は、攘夷ができない以上、どうやって欧米の植民地にならずに生き残っていくかを考えました。

先人達が考えたのは、日本古来の国体に沿った生き方と欧米化を両立させることでした。欧米化を受け入れつつ、日本の伝統文化を守りながら、欧米の植民地にならずに生き延びていく方法です。

 

この課題はいまだに100%の成功はしていませんが、欧米の植民地にならないという目的は何とか達成しています。それが始まったのが明治維新です。

(さらに…)