2017-11-24

世界を操るグローバリズム-11~日本にキリスト教が根付かなかった訳~

 

芥川龍之介神々の微笑 ザビエルの見た日本

アジアで唯一欧米諸国の植民地にならなかった日本について、その理由を芥川龍之介の小説から分析している記事です。

 

日本には先祖供養の文化があり、キリスト教では、キリスト教徒以外の人の死後は「地獄に落ちる」ことになっており、それが日本人には到底受け入れられなかったとのことです。

また、あらゆるものに神々が存在する精霊信仰の国である日本には、一神教であるキリスト教が異質のものと見なされ、布教活動の障壁となってきたとのことが、宣教師の回述にもあったとのこと。

 

外来の様々な文物と同化→融合→日本化してきた歴史から見ても、同化できない対象がキリスト教であったと思われます。

 

キリスト教が根付かなかったことから植民地化を諦めた金貸しは、日本を戦争に巻き込み、戦争による国力の低下を待って間接支配:傀儡政治に舵を切ったと思われます。

途中にはキリスト教化と同じ位相でさる国語を英語に変える戦略も二度ほど試みられましたが、心ある人たちによってそれは阻止され、かろうじて「日本人の心」:本源性は失われることなく現在に至っています。

それが日本の可能性に繋がっています。共同体社会への欠乏が高まっていく今後が、日本という国が世の中をリードしていく役回りであるということが、徐々に確信に近づいています。

以下、『世界を操るグローバリズムの洗脳を解く(馬渕睦夫著)

からの紹介です。

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■日本人の伝統的な知恵が明治維新を成功させた

 

幕末に開国を迫られた日本が、明治維新以降のわずかな期間で国力を高め、日清戦争、日露戦争にまで勝利したことは、世界の人たちにとって驚くべきことでした。

なぜ他のアジア諸国と違って、日本だけが植民地にされずに、欧米と伍すまでになったのかは、世界の人々が知りたがるところです。

 

明治維新が成功を収めたのは、日本の伝統的な力、日本人の知恵があったからです。それは、外国の文物を日本化する力です。西洋からの文明を受け入れて、日本の国体に合うようにつくり替えて融合させたのです。このような視点から歴史を見ている教科書は残念ながら皆無です。

 

これは今日の日本を考える上でも重要な視点だと思います。

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