2018-10-06

迫りくる大暴落と戦争刺激経済-1~緩和バブルとともに沈みゆくドル~

副島本

今回から新シリーズをはじめます。

今後3~6年の短期経済を予測する副島隆彦著の『迫りくる大暴落と戦争“刺激”経済』から注目する記事内容を紹介していきます。

グラフなどもふんだんに掲載されているので、詳細は当該書籍をご覧ください。

 

この書籍の発刊が今年の5月。ゆえに予測は3月末段階までの状況から行っていると考えられます。今現在、副島氏の予測と異なることは、アメリカの北朝鮮爆撃(6月末予測)は、回避されむしろ距離を縮める方向に進んでいることと、それにあわせ米国債の暴落が起こるとしていますが、逆に更なる上昇を続け、10/3にはダウ最高値(26,828ドル)に達し、金利も2.25%まで上げている。この状況が何を示しているのかを探っていきます。

 

『迫りくる大暴落と戦争“刺激”経済』(副島隆彦 著)からの紹介です。

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第1章 緩和バブルとともに沈みゆくドル~

■パウエル新FRB議長ががむしゃらに利上げする

 

NYダウの株価の史上最高値は、2万6616ドルだった。これを今年の1月26日に付けた。現在(4月)は2万400ドル台だ。

2万6000ドル台を、2月1日まではつけていた(2万6186ドルが終値)。その後、2月2日(金曜日)から下落が始まった。私は、この2月2日に、「お、何か起きるな」と感づいた。子に日はよく実のジェローム・H・パウエル議長の就任を前に、アメリカFRBが、「利上げ観測」というのを、公然と発表し打出した日だった。そして2月5日(月曜日)からニューヨーク株の暴落が始まった。値幅で1600ドル下げた。日本もそれに連られて売り一色で下げた。この2月5日を境にして、「暴落の事態」が始まったのである。

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