2020-10-21

国際情勢の大変動を見抜く!-73~G30や中央銀行の総裁たち国際通貨基金IMFや世界銀行などが景気の先行きを警告~

前回は世界トップの銀行頭取が、今回はG30や中央銀行の総裁たち、そして国際通貨基金IMFや世界銀行などの重鎮が景気後退を予測する発言があった。

このことから、彼ら来年2月のダボス会議に出征する金融系のトップ層が発言し始めたことから、年内の大暴落は避けられない状況か!!?

 

神王TVの『日本は、まもなく不景気になる、ヤバい裏話【でも株が上がっているのはなぜ?】ベーシックインカムとリーマンショック金融危機』

からの紹介です。

 

■日本経済は、今から本格的な「不景気になる」かもしれない

 

G30や(ユーロ圏、日本、イギリス等の)中央銀行の総裁たち国際通貨基金IMFや世界銀行などが、景気の先行きを警告するなど次々と衝撃の発表をした!コロナのパンデミックによる悪影響はまだ全然終わっていないということを明確に示した。また、当面は政府による支援が必要と述べている。

 

その中で、日本銀行の黒田東彦総裁は、状況が悪化すれば、日本経済がリセッション(景気後退)に陥るリスクがあると警告した。

 

■2020年は世界に流通しているお金の30%を損失した

 

IMFは2020年の世界成長率をマイナス4.4%、2025年までにコロナにおける経済損失は3000兆円に達すると試算した。過去10年で最も酷い落ち込みとしている。ちなみに、世界に流通しているお金の総額は1京円と言われているので、およそ30%の大損失。また、リーマンショックの時でもマイナス0.1%だった。(この40年で最悪の数値)

さらに、2020年世界全体の政府債務残高は国内総生産(GDP)合計の98.7%に達する。前年比15.7%上昇の見込み

 

先進国だけ見ても政府債務残高はGDP比平均125.5%。前年から22.5ポイントの悪化。

アメリカ:22.5ポイント増の131.2% 日本28.2ポイント増の266.2%となり、先進国の中でダントツに高い。

各国の財政支援の総額は約1200兆円。景気回復に向けて少なくとも来年までは財政支援を継続すべきと呼びかけている。

 

また、IMFのゲオルギエバ専務理事は、「1930年代のグレート・デプレッション(世界恐慌)以降で、最悪の世界的な景気後退が予想されている」と述べた

 

■大暴落は新興国のデフォルトから始まる!?

財政状況の悪化は、先進国より新興国がはるかにヤバイ。新興国の多くは米ドル建で借金している。自国通貨の価値が下落すると債務負担が増えるため、デフォルト(債務不履行)に陥る国もでてくる可能性が高い。そうなれば新興国にお金を貸している先進国の影響もでてくる。

 

11年前のリーマンショックの時は、借金は、銀行と一般家計の借金が大半であったが、今現在は政府系と企業部門の借金が増えている。

 

■経済危機だが株価が上昇する奇妙な状況

そういう危機的な状況だが、アメリカをはじめとした経済指標も中国の景気も結構良い。

日本も言われるほどの景気後退の実感もない。

 

各国の「政府」は経済が回復してきたというイメージを出しているが、各国の中央銀行やIMFや国際機関はヤバいヤバい!と言い続けている。

 

一体どっちが真実なのか?

 

ベーシックインカム導入に向けて? 各国政府を借金漬けにして、来年2月の世界経済フォーラム(ダボス会議)における「グレートリセット」を実現したいのか?

 

現在は危機的状況にも関わらず株価が上昇傾向を続けているのは、中央銀行がジャブジャブお金を摺っているから、逆にお金の供給を止めると一気に株価の大暴落が起きる。世界恐慌がそうだった。中央銀行がカギを握っている

 

 

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  投稿者 dairinin | 2020-10-21 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments »