2009-05-19

ブロック経済前夜3 〜アメリカ大戦景気から世界恐慌へ〜 

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シリーズでお伝えしている「世界はブロック経済化するのか?」
前回までの記事
世界はブロック経済化するのか?〜プロローグ〜
ブロック経済前夜1 〜イギリスによる国際金本位体制の成立〜

ブロック経済前夜2 〜第一次世界大戦、そして英国・ポンドの凋落〜

今回からいよいよ、各国のブロック経済の中身をみていくわけですが、
まずはその前に、世界をブロック経済へ変化させていくきっかけとなった『世界恐慌』
について基礎勉強をしておきたいと思います。
『世界恐慌』とは、1929年10月24日にニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したことを端緒として世界的な規模で各国の経済に波及した金融恐慌、および経済後退のことを示しています。
一般的には「暗黒の木曜日(ブラック・サースデイ)」という名前で良く知られています。
1929年当時は、ソ連邦という共産主義国家が出現したばかりで、世界は、自由主義vs共産主義の2つに大きく分かれていました。
それに加えて、直前にあった第一次世界大戦のために、列強の間にはまだ緊張が残っていました。そのために、各国は恐慌が起きた際にも協調をせずに、それぞれが自国の利益だけを考えて、恐慌に対応していった背景があります。
それでは、『世界恐慌』までの流れを見てみましょう!
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  投稿者 d0020627 | 2009-05-19 | Posted in 07.新・世界秩序とは?7 Comments »