2012-10-14

日本史から探る、脱市場の経済原理〜プロローグ〜

本ブログ「近代市場の成立過程」シリーズでは、近代の市場システムが確立するまでの歴史をヨーロッパ中心に見てきました。12世紀の十字軍の時代から20世紀初頭の共産主義革命まで、金貸したちは、通貨発行権を力の源泉に、戦争・革命・洗脳によって国家から収奪する、資力支配の仕組みをつくり上げました。
 
翻って現在、全ての先進国は到底返済不可能な巨額の債務を抱え込み、破綻回避のために中央銀行は紙幣を刷り続け、通貨価値と金利は下落し続けています。市場は、創造者である金貸し自身を自滅に追い込みながら、終焉を迎えつつあります。
 

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市場に代わる、新しい経済原理がいま、求められています。
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  投稿者 s.tanaka | 2012-10-14 | Posted in 07.新・世界秩序とは?No Comments »