2018-01-30

世界を操るグローバリズム-21~中国指導部と金儲けで一致するアメリカ国際金融資本~

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以前の記事でも触れたように、中国の共産化はアメリカの国際主義者が主導したとのこと(ルーズベルトの女婿のカーチス・ドールが『操られたルーズベルト』(プレジデント社)で述べている)ですが、中国の指導層にとっても好都合の体制であったようです。

 

「共産主義は労働者を搾取する体制」とのことで、元々中国の科挙によるエリート支配体制の指導者によって好都合の体制であったとのことです。

また、中国はその歴史から国家意識というものが希薄で、個人主義の意識が強く(あっても家族・一族意識まで)、特に共産党幹部や人民解放軍幹部などの指導層は、自分(達)の儲けに終始し、ウォールストリートやシティの人たちと手を組んで、一緒にビジネスしていたとこと。

 

不動産に投資したエリート層は、中国での不動産バブル崩壊で損失を招き、その穴埋めのために設立したのがAIIB(アジアインフラ投資銀行)。

 

アジアのインフラ整備のために、中国の余った(質の悪い)資源と(失業者対策としての)労働力を使い、その事業に海外から投資させる銀行で、筆者はこれをうまく行く訳がないといっています。

イギリスの参加は、今後どれだけ(出資せずに)利益を毟り取っていくか!?が注目に値します。簡単に毟り取られそうな日本はやはり参加しない方が良いのでしょうか。

以下、『世界を操るグローバリズムの洗脳を解く(馬渕睦夫著)

からの紹介です。

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中国指導部と金儲けで一致する国際金融資本

 中国を共産化しようというアメリカの国際主義者の思惑によって、1949年に中国に共産主義政権が誕生しました。

共産主義というのは、言い換えるなら労働者を搾取する体制です。搾取する体制を利用して、中国では共産党のエリートや人民解放軍の幹部達がビジネスに精を出しています。

 

中国という国ではいつの時代もエリートが人民を搾取して冨を築いていますので、共産主義体制は中国の指導者にとって実に好都合でした。

また、ウォールストリートやシティにとっても非常に都合の良いシステムですし、彼らは案外と中国共産党幹部や人民解放軍幹部とは馬が合うのだと思います。両者は手を組んで、一緒にビジネスを始めました。

(さらに…)