2018-01-24

世界を操るグローバリズム-20~ウクライナやイスラム国に纏わる事変はネオコンによるプーチン打倒が目的~

 

ウクライナクーデターイスラム国

ウクライナのクーデターもイスラム国の台頭もアメリカ:ネオコン(→CIA)が仕組んだ策略で、プーチンを巻き込み、「プーチン非難」の世界世論を形成しプーチン打倒を目指した事変であるとのことです。欧米のメディアも結託してその世論形成を押し進めました。

 

以前、当ブログでも紹介しましたが、ウクライナクーデター後、ウクライナ上空でのマレーシア航空機「撃墜事件」(『2016年世界情勢はこうなる!8~ウクライナ版「ノースウッズ作戦」:打倒カストロ政権~』)も、アメリカ:ネオコン(→CIA)の策略です。その後の報道でも「ロシア非難」に誘導しています。

 

簡単に紹介すると、アメリカが、インド洋で墜落したとされるマレーシア航空機を奪い、ウクライナ上空で「ロシアによる撃墜」を装うために使われたという、まるで映画さながらの仕掛けでした。

 

これと同様に、イスラム国によるテロでも、クライシスアクターという役者が参加する演劇やショーの世界になっており(参考:『2016年世界情勢はこうなる!12~テロという名の「ショー」~』)、これらの『演出』はネット普及も相俟って、今や世界にバレバレの状態でもあります。

 

>9.11以降のロックの余りにも見え見えのズサンな行動は、追い詰められた過激派の暴走と似ているようにも見えるが、どうだろうか?(『市場論・国家論14.戦後の東西冷戦を作り出したロックフェラーの世界主義と共産主義』

でも言及されていますが、ロックフェラー勢力衰退後、残されたネオコン派が益々暴走を強めているようです。

 

>結局、ロックフェラーが作り出した全ては消滅し、何も残っていないことに気が付く。それも当然で、全てはロックフェラーの妄想に過ぎなかったからである。(同上)

 

>今やプーチン・習近平・トランプという民族派がロスチャをも抑えて主導権を握ったという点から言えば、グローバリズムという言葉さえも死語と化してゆくだろう。(同上)

以下、『世界を操るグローバリズムの洗脳を解く(馬渕睦夫著)

からの紹介です。

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 ■ウクライナによるロシア人虐殺を報じない欧米メディア

ウクライナで起こったことは、ヤヌコビッチ大統領を追放し、親欧米政権を樹立するためのクーデターでした。クーデター止まりであれば、プーチンはクリミア編入をしなかったかもしれません。

 

ところが、クーデターでできた新政権はロシア人の迫害を始めました。

ウクライナの大部分の人々は、日常生活はロシア語を使っています。特に東ウクライナでは上から下までみなロシア語を使っています。ウクライナ語が国語と定められていますが、政府や公共機関の申請書を書くときにロシア語での申請も認めるようにロシア系住民を中心に運動が起こりました。この運動を受けて、ヤヌコビッチ政権のときに、公用語法が変更されて申請書類などのロシア語使用が認められました。

 

ところが、クーデター後の新政権ではロシア語の使用許可が廃止されました。それだけでもロシア系住民に対する大きな圧力です。さらには、ロシア系住民に対する迫害も始まったのです。

 

ウクライナ南部のオデッサでは、ロシア系住民が大量に虐殺されています。こうしたことは、欧米のメディアでも日本のメディアでも、全くニュースとして報道されていません。報道するとウクライナ危機の真相が暴かれてしまうので報道させないのかもしれません。オデッサの虐殺に続き、東ウクライナで起こっている戦闘は明らかなロシア系住民の迫害です。

 

メディアでは報じられませんが、それをやった人物の名前まで明らかになっています。黒幕はドニプロペテロフスク州の知事で膨大な個人資産を持った大富豪です。彼はイスラエルとキプロスの市民権を持っている三重国籍者です。巨大な資金を背景に私兵の武力集団を持っていて、言い方は過激ですが、ジェノサイド的にロシア系住民を殺害しています(但し、東部での停戦合意が成立したため、この知事は2015年3月に解任されました)。

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