2008-12-25
「新ブレトンウッズ体制はできるか?」その4 ロシアルーブルは多極通貨となれるか
ロシアの大統領は熊だってこと皆さんご存知でしたか・・・!?
メドヴェージとはロシア語で熊を表すらしいです。
ロシア人=熊と相場が決まっています。大きく・強く・粗暴で貪欲という熊のマイナスイメージが、そのままロシア人になすりつけられているのでしょう。我々日本人も戦時中にはモンキーだったわけで、他国民を動物に例えて中傷するのは別に珍しい話でもありません。ただし、ロシア熊と日本猿との間には大きな違いがあります。猿と言われて喜ぶ日本人は一人もいないのに対し、ロシア人はむしろ進んで熊を自分たちのシンボルとして使う傾向があるからです。・・・古くはモスクワオリンピックのマスコットキャラが「小熊のミーシャ」だったことを考えると、ロシア人はむしろ熊に対して愛着を持っているとすら言えるでしょう。
(洞窟修道院様より引用リンク)
熊とロシアについては多くの逸話があり、改めてご紹介しようと思いますが、今日は熊の国経済について紹介します。つい4〜5ヶ月前、原油価格の高騰でロシア市場は熊景気で沸き返っていました。・・・失礼、好景気です。
国際通貨基金(IMF)による2007年 購買力平価ベースGDPはアメリカ、中国、日本、インド、ドイツ、イギリス、についで熊(ロシア)が世界7位。外貨準備高では、ここ数年の高成長を背景に海外からの投資資金が旺盛に流入し8月末時点で4,461億ドルと世界第3位の規模に達しています。
世界金融危機と原油価格急落
ところが、米国のサブプライム問題を発端とした金融危機の嵐はロシアにも直撃し、さらに原油価格の急落が火に油を注ぐ形でロシア経済に打撃を与えています。
9月17日RTS終値で5月19日高値の57.4%まで急落。前後してロシア政府は様々な対応をおこなってきましたが、果してその救済の効果はあったのでしょうか?
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