2011-08-09

金融資本主義の崩壊、その実相追求 4.ギリシャからスペイン・イタリア、ユーロ危機へ

前回は、ギリシャが欧州連合に加盟し、通貨ユーロに参加することの功罪を扱いました。

ギリシャの財政・金融危機は、必ずしもギリシャだけの責任ではなく、ユーロ圏の成立で一番得をしたのはドイツではないかとの見方を紹介しました。

7月22日に第2次ギリシャ支援策が決定され、欧州の金融秩序とユーロへの信認が改善すると期待されましたが、8月に入り、スペインとイタリアの国債価格が下落する(金利が上昇する)ことによって、ユーロ危機は、一層、大きな衝撃となって行きました。

今回は、その経過を追ってみると共に、ユーロの構造的な欠陥について見てみます。

一部の識者達が礼賛していた『欧州連合、欧州共通通貨ユーロ』が、壊れかけています。

1.ギリシャからスペイン、イタリアへの波及
2.最後は、ECB(欧州中央銀行)が両国の国債を買い支え
3.次はフランスとベルギーに火が及ぶ
4.ユーロ危機は、フランスへの打撃が大きい
5.中途半端な中央銀行・ECBの限界、そして欧州連合とユーロ連合のズレ

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  投稿者 leonrosa | 2011-08-09 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨3 Comments »