2011-08-27

金融資本主義の崩壊、その実相追求 6.米国債不安から急遽訪中した米副大統領

8月2日、オバマ大統領による上限引上げ法案「財政コントロール法(Budget Control Act of 2011)」署名により米国債デフォルトは一旦回避されました。8月5日、金融危機以来最大の下落幅を記録、ダウジョーンズ工業株価平均指数は500ポイント以上下落しています。8月6日、国際格付機関スタンダード&プアーズは、米国の長期国債信用格付けを最高レベルの「AAA」から「AAプラス」に一段階引き下げ、格付けの見通しを「ネガティブ」としました。米国債の格付けがAAAから落ちたのは史上初めてです。

このような情勢の中、バイデン米副大統領が8月17日に北京入りをしました。この時期の訪中は、中米双方にとって、どのような目的を持っていたのでしょうか?

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     写真はバイデン副大統領と温家宝首相(ロイター)

今回は、次のような視点で中国の実相を見ていくことにします。

1.バイデン副大統領は米国債は安全だと表明しに行った
2.急増する外貨準備、ウエイトを下げる米国債
3.外貨準備の分散化を大胆に推察する

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  投稿者 unkei | 2011-08-27 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?3 Comments »