2013-02-02

日本史から探る脱市場の経済原理(9)〜中世に見る「日本のものづくり」、「職人」の発展〜

 前回の記事(リンク)では、律令制が崩壊した後世の「朝廷」と「幕府」による二重支配体制から、その税制や土地制度をたどりました。
 これと時代を同じくして、中世の日本では中国に日本刀が渡り、農業技術が格段に上がり、鉄製の鍋などの生活用品も普及しだした時代でもあります。今回の記事では、律令制下で土地に縛り付けられていた人びとが、その制約から徐々に解かれていくと同時に萌芽していった、精巧な日本のものづくりの原点に焦点を当てていきたいと思います。
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平安末期から鎌倉初期の刀工による日本刀
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  投稿者 KUSANO | 2013-02-02 | Posted in 10.経済NEWS・その他No Comments »