2014-04-15

アメリカ・デフォルトは起きるのか!?-8 ~金本位による中央銀行制度を構築したヴェネツィア金融勢力~

 これまで、この「アメリカ・デフォルトは起きるのか!?」シリーズでは、中央銀行の限界、次の一手となるであろう世界統一通貨の発行と中央銀行のリンク、その裏付となる金の集積等について、仮説を立てて扱ってきました。

 

それらを検証すべく、今回は、(中央)銀行制度、そして金本位制度を創ってきた勢力の【奥の院】について扱っていきます。

 

◆◆銀行システム、金本位制度を構築したヴェネツィア金融勢力

 

実に面白いことに、銀行設立と金本位設立した勢力は同じなのです。

これは、ネットや書籍でも一定有名な、デル・バンコ一族が直接関与しています。

 

◆まずは銀行です。

ヴェネツィア金の壁

ヴェネツィア絵画 

 

 

 

 

 世界最初の銀行は、1147年第2回十字軍遠征の際に、ロンバルディアに出来た銀行で、デル・バンコが設立します。これが後のバンクの語源になっています。

この銀行が十字軍のテンプル騎士団に資金を提供しています。

 

そこから、後にヴェネツィアに拠点が移され、さらに、スイスやイギリスに進出していく流れです。最終的には、スイスが金融の本拠地となっていきます。

因みに、ロンドンに進出した地域は、ロンバート街と呼ばれ、語源はロンバルディアです。

 

1300年後半に利子が解禁されるまでは、外国為替差益により莫大な利ザヤを得ていました。これを可能としたのが、オフショアと言われる外国為替取引拠点の創出です。

ヴェネツィアやスイス、スコットランドのマン島等が有名です。マン島は、テンプル騎士団が、彼らの資金剥奪を目的に迫害され、フランスを追われた際に、キリスト騎士団と名前を変えて、スコットランドに流れ着き、バイキングと海賊活動を行う過程で創られたとのことです。

テンプル騎士団を支援しているのが、(十字軍遠征からの繋がりである)デル・バンコ一族であったと言われています。

 

さらに、金貸しを悟られないために、タックスヘイブンという無記名、非課税or低課税の制度をこれらの地に確立し、外為で獲得した膨大な利益の目減りを防ぐシステムを構築していきます。これは、現在でも受け継がれています。

  (さらに…)

  投稿者 sashow | 2014-04-15 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨No Comments »