2008-06-13
水面下で進む国富ファンドの日本への不動産投資
その規模の大きさで、投資市場への影響を危惧されている国富ファンド。
従来は、運用先の中心は米国債で、ドルが基軸通貨として安定している間は、安全な運用先として機能し、さらに米国の経常赤字の穴埋めとして機能して来た。
しかし、この間のサブプライム問題以降、ドル安懸念が噴出。国富ファンドは投資先を多様化すると共に積極的運用に乗り出している。
その投資先として、日本も取り上げられる訳だが、結構身近な不動産 にもその投資先は及んでいるのには驚いた。
その一例として既に2000年以降から投資を活発化しているシンガポールの国富ファンドの投資先を紹介したい。