2011-07-30
金融資本主義の崩壊、その実相追求 3.ギリシャのEU加盟、ユーロ参加の実相
先週末、ギリシャ救済問題を討議していたユーロ圏首脳会議で、総額1,590億ユーロ(約18兆円)の追加支援策が合意された。支援の条件も大幅に見直され、返済期間延長や金利低減も図られた。また、欧州金融安定化基金(EFSE)の機能を拡充し、財政危機に陥った諸国の国債を市場から購入する機能や緊急融資機能を与えることで、セーフティーネットの強化策も図られた。これで当面の危機は一旦は回避された。
しかし、ギリシャの債務救済にこれほどまでに時間を要した理由はどこにあるのか。また、EU諸国との意識の断絶はどこにあるのか。これまではギリシャ人の体質と国家の放漫経営が経済危機の全てであるかのように言われているが本当はどうなのか。
抗議集会が頻繁に行なわれるシンタグア広場の結婚式。ギリシャ人の風貌は、中東・オリエントに近い
写真は、本文に登場するブログ『ギリシャへそしてギリシャから』よりお借りしました。
今回はギリシャのEU加盟、ユーロ参加の実相について、ギリシャの国家・国民性とドイツの身勝手さも含め詳しく見ていきたい。
1.ギリシャの特徴、国民性は半欧州・半オリエント
2.ギリシャはシエスタ(昼寝)をしている訳ではない
3.統一通貨ユーロは専らドイツを利した
4.ユーロメンバーとして太った七面鳥になったギリシャ
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