2016-08-12

2016年世界情勢はこうなる!12~テロという名の「ショー」~

 

 

 

 

クライシスアクター グラディオ作戦

ペーパークリップ作戦

著者は、自作自演のテロを「本当に人を殺す「裏のハリウッド映画」」と揶揄しているが、これまでの記事や今回紹介する記事を見ていくと、言い得て妙である。

 

その「演出」手法も「ヒーロー映画」よろしく「勧善懲悪」。ヒーロー:アメリカが、悪いやつら:テロ組織をやっつけるというワンパターンストーリー。しかも、脇役が常連のシリーズもの。

 

元々映画は人々を洗脳するために作られてきたという側面があり、映画⇒洗脳が洗脳⇒映画という発想に反転したに過ぎない。

(参考:アメリカ発『世論操作』

 

まさしく、著者曰く:『テロという名の「ショー」』なのである。

 

◆ニュースが伝える非道な「テロ」事件

◆被害者、実行者はペーパークリップ作戦で入れ替わっている「偽者」たち

◆テロを起こしたのは「自作自演」のグラディオ作戦

 

以前の記事で紹介した、ドイツ―スペイン―日本・・・の多重スパイ:ベラスコの証言に『「子供の遊び」でしかない戦争』というのがあったが、重大事件を装う割にはいろいろなところで「詰めが甘い」感覚がするのも、この『遊び』が背景にあるからなのかもしれない。

 

金貸し勢力のスパイの証言(4)~「子供の遊び」でしかない戦争~

 

以下、崩壊するアメリカ 巻き込まれる日本~2016年、新世界体制の樹立~(ベンジャミン・フルフォード著)

からの紹介です。

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■アメリカの自作自演テロの正体――本当に人を殺す「裏のハリウッド映画」

 

もう少しアメリカの自作自演の手口を読み解いていこう。

そのパターンは二つのオペレーションから成り立っている。「オペレーション・グラディオ(グラディオ作戦)」と「オペレーション・ペーパークリップ(ペーパークリップ作戦)」である。

 

グラディオ作戦のコードネームは古代ローマの剣「グラディウス」に由来する。故にグラディオの工作員を「グラディエーター(剣闘士)」と呼ぶこともある。

 

このグラディオ作戦は、一般的には1950年代以降、米ソ冷戦が激化する中、西側諸国、アメリカNATO(北大西洋条約機構)による諜報活動全般を示している。

 

このグラディオ作戦が「剣」を名乗るのは、自作自演のテロを引き起こして自国民を文字通り、大量虐殺するところにある。コロッセオよろしく「見世物」として国民を殺しまくるのだ。そして、犯人は「極左ゲリラ」と認定、西側ヨーロッパ諸国の左翼勢力、左翼系政権にダメージを与えつつ、軍隊を用いて「無実」の左翼勢力を一気に殲滅する。

 

1969年のミラノ・フォンターナ広場爆破事件、1980年のボローニャ駅爆破事件など、1970年代前後にイタリアで多発したテロ事件の多く、いや、全てはCIAが雇ったイタリアの右翼集団による「犯行」と分かっている。

 

これらは全て、ここまで紹介してきた典型的なアメリカのダーティ・ワークなのだ。このグラディオ作戦は、単なる自作自演テロというだけではない。

 

悪逆無道な「テロ」を起こした勢力を叩け、そう世論を喚起するのはパターンの一つにすぎない。その「テロ」を理由に当局は警察や軍隊を出して、「テロ組織」を鎮圧する、さらに当局(政府)に都合の悪い勢力、政治家や関係者を根こそぎ一掃するというパターンも存在する。クーデターで反米国家の政府を転覆するといった応用もなされるのだ。

 

その視点で見れば、2001年、9.11から2015年、現在にいたるアメリカの関わったすべての「戦争」が、グラディオ作戦であったことがわかるだろう。

 

(中略)

 

このグラディオ作戦をサポートするオペレーションが「ペーパークリップ作戦」となる。

ペーパークリップ作戦は、一般的には第二次世界大戦末期、ドイツの優秀な科学者達をアメリカに極秘入国させる工作で、候補の科学者リストの中から選んだ人物をペーパークリップで留めたことに由来する。この作戦でヴェルナー・フォン・ブラウンなどのロケット技術者など5000人以上のドイツ人科学者が、戦争の混乱に乗じてアメリカに渡った。

 

それだけでなく、ユダヤ人虐殺を指揮したSS隊員や毒ガス開発者といった「戦犯」たち数万人のナチス党員を別ルートで「保護」した「裏バージョン」も存在する。

 

ある戦場でナチス突撃隊が「全滅」する。最新鋭のUボートがアメリカ海軍によって「撃沈」される。ところが全滅したはずの隊員たちは撃沈されたUボートに乗ってドイツを離脱、南米などに渡って新しい国籍と名前に変えて、堂々とアメリカに入国、移民申請をしてアメリカの市民権を得るというのが、裏のペーパークリップ作戦なのだ。

 

この「別人に成りすまして入れ替わる」という手口は、先にも紹介したノースウッズ作戦でも使用されていたように、グラディオ作戦と対をなして実行されていることがわかる。

 

ニュースが伝える非道な「テロ」事件。

テロを起こしたのは「自作自演」のグラディオ作戦であり、その被害者、実行者はペーパークリップ作戦で入れ替わっている「偽者」たちなのだ。テロという名の「ショー」なのである。

 

ハリウッド映画となにが違うのか?いや、本当に人を殺す「裏のハリウッド映画」を私達は、毎日、見せつけられているのである。

 

 

■人々を「思考停止」に陥らせるISIS

 

世界を震撼させている「ISIS」(イスラム国)。このなぞの組織が登場した2014年以降、世界情勢は大きく揺らいでいる。

 

日本においても2015年2月、日本人ジャーナリストら二人がISISによって拉致されたあげく残虐な殺害シーンがネットで公開されて大きな衝撃を与えた。その結果、安部政権が進める「対テロ戦争」への自衛隊参加を容認する空気が醸成されつつある。事実、この「テロ事件」以降、自衛隊特殊部隊による「日本人人質奪回」を可能とする法改正や有事法制の抜本的改正も一気に加速した。

 

逆に言えば、この「ISISによる日本人殺害事件」がなければ、これらの法改正は、相当、紛糾したはずだ。テロで大混乱を引き起こしている中東地域への自衛隊派遣も慎重論や反対を唱える国民も少なくなかっただろうが、この事件以降、状況は一変した。なにせ、安部晋三総理大臣は「ISISを裁く」と世界に向けて宣言したのだ。自衛隊がISIS攻撃の多国籍軍に参加するのは当然であるというストーリーを作ろうとしている。

 

全ては「テロ事件」がきっかけで、戦後日本の枠組みはあっさり外されようとしている。阿部晋三が望む戦後レジームの脱却に近づいているわけだ。

 

この動きは日本に限ったことではない。

 

ISISが「世界」に登場して以来、世界中の多くの人は「思考停止」に陥っている。想像を絶したテロ行為、残虐行為の数々を見せ付けられ、その衝撃で「ISISは許せない!」「ISISを倒せ!」という感情に支配されてしまうからだ。

 

アメリカの言う「ISISはテロ組織だ、打倒せよ」は、もちろん、大本営の発表である。「さかさまに考えれば正しくなる」の法則通り、ISISはアメリカと「闇の支配者」の工作機関と考えて間違いない。

 

事実、ISISとアメリカの関係は、2014年以降、何度も指摘されてきた。

それでも、こう簡単に「騙されて」しまうのは、ISISの行動がムチャクチャだからである。行動原理に整合性が見いだせないために人々は混乱する。考えることが出来なくなり、見たまま、感じたままの「感情」に支配され易くなる。その感情は、残虐行為を続けるISISを憎む気持ちへとすり替わる。結果、ISISへの攻撃を無条件で容認していくという流れが出来てしまうのだ。

 

もうお分かりだろう。

ISISとは、人々から冷静な判断力を奪う「テロ組織」なのである。

 

(後略)

 

 

■クライシス・アクター「ISIS」

 

ISISの問題で興味深いのは「国」という枠組みへの異常なこだわりであろう。

 

そもそもテロ組織、過激派集団が「国家」を名乗ることは珍しい。連合赤軍を令に出すまでもなく、たいていは「軍」「兵士」など戦いに由来する名前を冠にするのが一般的だ。

また、ISISの呼称も話題となった。

 

ISISは「イスラミック・ステート・オヴ・イラク・アンド・シリア(イラクとシリアのイスラム国)」と、勝手に他国の名前を取り込んでいる。その後、シリアは「レバント」へと変わり、ISILと呼ぶこともある。メディアも「IS」「イスラム国」「イスラミック・ステート」などまちまちで、「ISIS」と呼んでいたNHKがイスラム諸国からの抗議を受け、「イスラミック・ステート」に変更する騒ぎまであったぐらいだ。

 

ここで面白い情報がある。

 

ISISを検索していくと、あるアメリカ企業のホームページがヒットする。ISISは、元々古代エジプトの神「イシス」を意味する、トヨタの車種にもなっているように、企業名にすること自体、おかしな話ではない。

 

おかしな話となるのは、その「ISIS」を名乗る企業の業種だ。

―――クライシス・アクターを運営する組織、なのである。

 

一般の日本人はクライシス・アクターについてあまり知らないのではないか。2015年現在、ウィキペディアにも項目は存在していない。

 

ISISに殺害された湯川遥菜さんは、ISISに捕らえられて尋問を受けた際、職業を問われて「クライシス・アクター」と自称したという情報もある。その湯川さんは、日本でPMC(プライベート・ミリタリー・カンパニー/民間軍事会社)を経営していた。シリアへ渡ったのは、その「営業活動」だったといわれている。

 

この湯川さんのプロフィールは、見事にクライシス・アクターをリンクしていく。

クライシス・アクターの運営企業とは「犯罪、若しくは犯罪行為を演じる」組織のことなのだ。わかりやすく説明すれば、日本でも、よく街頭インタビューで「ヤラセ」が騒ぎになることがあるだろう。昨今は、撮影映像の使用がプライバシーの保護などでうるさくなっている。目的のハッキリしたニュース映像の場合は大丈夫だが、その映像を別の目的で使いまわした場合、写った本人に使用許可を受けなくてはならない。そこであらかじめ用意しておいた業界用語で「サクラ」(英語ではプラント、植え込みという)にインタビューするわけだ。そのヤラセ専門のエキストラ会社も存在し、テレビ業界では「仕出し屋」というらしい。お弁当を注文するように、どこそこの現場に、年齢や性別、服装などを指定して、エキストラを派遣してもらうわけだ。

 

クライシス・アクターの運営企業も日本の「仕出し屋」とシステム自体は同じだ。

 

違いは、ヤラセを演じる場所。クライシス・アクターの場合、その名のとおり、「犯罪現場」専門なのである。

 

彼らクライシス・アクター達は、大きな事件が起こった現場に行き、まるで事件に遭遇したかのように「ああだ、こうだ」と発言する。それだけではない。ときには「被害者」にまで「成りすます」。俳優のようにメイクさんから血糊やアザなどをつけてもらって、苦痛に顔をゆがめて、突き出されたマイクに向かって被害者を演じる。「被害者遺族」という役柄もある。後から現場に駆けつけ、被害者の遺族となって泣き叫ぶ。クライシス・アクターの運営会社とは、事件現場を演出する「劇団」なのである。

 

まさか・・・。そう思う人は多いだろう。テレビで大々的に報じられている重大事件が、役者が演じている「ショー」だなんて簡単には信じられないのも当然だ。

 

しかし、これは紛れもない「事実」なのである。

例えば、2013年のボストンマラソン爆破事件、2012年のサンディフック小学校乱射事件で、事件の被害者としてメディアに証言した女性が同一人物ということが判明している。

List    投稿者 tasog | 2016-08-12 | Posted in 08.金融資本家の戦略No Comments » 

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