2006-09-27

財政投融資制度の改革とは隠れ借金を増やすこと?


平成13年の構造改革の一環として、「資金運用部資金法等の一部を改正する法律案」施行されている。

これにより、大蔵省資金運用部は廃止され、郵貯などの資金を特殊法人に融資する制度は無くなり、郵貯は自主的に運用となりました。

かたや、特殊法人は基本的には市場から自らの信用力で資金調達することになります。これで、特殊法人の淘汰が始まり、無駄な投資が減って万々歳?となるというように聞いていたと思うのですが・・ 

(さらに…)

  投稿者 staff | 2006-09-27 | Posted in 03.国の借金どうなる?17 Comments » 

1980年代以降の国際情勢を動かしてきた勢力とその意図は何か


 米中国交正常化、冷戦終結、EU発足、ロシアの市場主義化・・・・。
 これらの現象はすべて、何らかの意図を持って仕組まれたものだとしたら?

(さらに…)

  投稿者 staff | 2006-09-25 | Posted in 08.金融資本家の戦略2 Comments » 

何故ブッシュはイランを狙うのか

世界経済の構造をエネルギーの埋蔵量という1点に絞ってみてみた。

国連統計として整理された、世界各国のエネルギー資源の埋蔵量統計がある。
日本語で読めるのは、総務省・統計局の発行する「世界の統計」である。
その第6章がエネルギー統計である。

世界の統計
第6章エネルギー

世界のエネルギー埋蔵量のトップ10を一覧表にしてみた。


 ↑ クリックして見てください

この表の原油の欄には、サウジアラビア、イラク、クウェート、アラブ首長国連邦と並び、5位にイランが位置する。
天然ガスは、第1位がロシア、第2位がイラン。その次に、カタール、アラブ首長国連邦、サウジアラビアと続く。

この順位からみると、米国が次に支配しようとする国のターゲットがイランであることが明快になってくる。

サウジアラビア、クウェート、首長国連邦、カタールは長期の親米政権、イラクの占領を行い、中東諸国で唯一残ったのがイランなのである。

イランに親米政権をつくり上げれば、世界のエネルギー資源の支配が完成する。一方の極であるロシア(南部ロシア)へも、イラク・イランを足場にして、いつでも介入できる。

対イランが、石油利権政権である「ブッシュ政権」のあからさまな目標設定であり、安倍政権によって、日本のイラン政策(必ずしも対米追従ではなかった)が、密かに転換されるであろう。

石油利権政権の性格を暴いた本とその概要を紹介しておきます。

(さらに…)

  投稿者 staff | 2006-09-22 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨5 Comments » 

政府短期証券・・・借金800兆のうち約100兆円はデカイ。

2006年3月末、財務省発表の債務残高のうち

政府短期証券(FB:Financing Bills) —97.6兆円
(為替介入資金や国庫収支の不足を補う資金を得るために発行する証券。証券は発行根拠別に財務省証券、食糧証券、外国為替資金証券、財政融資資金証券、石油証券があるが、残高の99%は外国為替資金証券)
国の借金800兆円の内訳

政府短期証券(FB:Financial Bill)の債務残高は国債と並べて財務省が公表しており、隠れ借金というわけではないが、13週という短期で償還しているから焦げ付いているのではないと国民に思わせるのがミソなのだろう。いかにも「目先の運用資金のためにチョコッと借りてサッサと返している」ように見えるのである。
実際に毎週4〜5兆円の入札を行い、金融機関から借金を繰り返している。債務残高はじわりじわりと増えて上記の金額になっているのだが、とりわけ小泉時代の02〜06年に急カーブで増加している。(03年後半から04年にかけて、円高の勢いが増し、通貨当局は円高を阻止するためドル買い介入を続けた。) 公表残高は→財務省

(さらに…)

  投稿者 staff | 2006-09-21 | Posted in 03.国の借金どうなる?2 Comments » 

国の借金は60年後に返せばいいんだ!!って、それで良いわけない!

ネットやテレビで10年ものの国債って言われていたから、なんとなく10年間で返されるものだと思っていたけど 国が10年で返す予定の借金を、60年かかって返しているなんって知らなかった!1年間では、実質借金の60分の1しか返してないことになってたんだ。
 普通の借金でいうなら、60万の指輪を
「10回払いで♪」とか言って買っちゃったんだけど、返すお金がなーい(TT)ので
「毎月1万を60回のリボでお願いしますぅ〜」とか言っちゃうようなもの。
 それが、国レベルの借金なら、自動的に60年返済になるらしい!!返す気あるの?。
って気がしてくる。

(さらに…)

  投稿者 staff | 2006-09-20 | Posted in 03.国の借金どうなる?3 Comments » 

景気の指標は・・・

こんばんは。私も便利データサイトにある電猫で経済の循環図を見た一人です。
私は平成10年と平成14年で比較してみました。特に気になったのは付加価値の部分です。

                H10年|H14年|比率
———————————————————————
付加価値          497.1|493.1|-0.8%
(↓内訳)
 営業余剰・混合所得   90.6| 91.5| 1.0%
 雇用者報酬       282.5|265.4|-6.1%
 純間接税          40.8| 37.7|-7.6%
 固定資本減耗      83.2| 98.6|18.5%

付加価値全体としてはあまり減っていませんが、雇用者報酬と純間接税の減りを固定資本減耗が補う形になっています。
これってどうなの??と思って調べてみました☆
そこで出会った言葉がコレ↓
景気の指標労働分配率
この指標には2通りの見方があること、みなさんご存知ですか?

(さらに…)

  投稿者 postgre | 2006-09-19 | Posted in 01.世界恐慌、日本は?6 Comments » 

日本はどの程度米国経済を支えているか?

bush.jpg米国債を初めとして、現在の米国経済は日本が支えているという事がよく指摘されている。財政・貿易・家計と三つ子の赤字を抱えながらも旺盛な米国の消費は、日本を始め海外からの還流資金で賄われているという話だ。意外に正確なデータと全体像が掴みにくいのだが、一体、日本はどの程度米国を支えているのだろうか。米財政から押さえてみたい。

(さらに…)

  投稿者 postgre | 2006-09-15 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨8 Comments » 

会員と読者のラウンジ

本ブログの運営についての意見、感想、連絡事項など、自由な書き込み用ページです。
コメント欄を掲示板代わりにお使いください。会員の方はログイン名での書き込みをお願いします。

  投稿者 s.tanaka | 2006-09-02 | Posted in 未分類 | 2 Comments » 

本ブログへの入会方法について

本ブログは、世界経済・財政危機・国際金融など市場の問題に関心を持つ有志が発信の場を共有し、協働により良質なコンテンツづくりを目指す無料の会員制ブログです。現会員数は約50名です。
本ブログの会員になると、authorの一人としてご自分の記事がエントリーできます。
※会員と非会員の違いは今のところそれだけです。今後、さらなるサービスの充実を目指します。
どなたでも会員になることができますが、本ブログの管理権限を一部開放することになりますので、入会は承認制を採らせて頂いています。ご了承ください。

(本ブログへの入会方法)
入会希望の方は、こちらの会員規約をお読みの上、タイトルバーにリンクされているメールフォームより、下記項目を明記したメールを管理人宛てにお送りください。内容の確認→入会の承認→エントリー可能な環境設定の後、管理人よりご連絡差し上げます。

1.氏名
(本名)
2.年齢
3.住所
(任意)
4.職種
(営業、企画、教師、医師、経営者、農業、学生、主婦など)
5.ブログ・ホームページの有無(お持ちの場合はそのURL)
6.ご希望の【ログイン名】および【パスワード】

 ※ブログ管理画面のログイン用。共に半角英数8文字以内でお願いします。
 ※ログイン名は記事を書いた際「posted by XXXX」という形で右下に表示されます。

7.本ブログに参加しようと思われた理由など
8.メルマガ・るい(無料)の購読 Yes/No

 ※メルマガ・るいのみのご購読も可能です。
  こちらの記事で会員のmihoriさん(20代♀)が紹介くださってます。

経済ブログを書きたいが忙しくてなかなか更新できないという方、多くの人の力で新しいネットメディアを育ててみたいとお考えの方、ぜひ本ブログをご活用ください

『金貸しは、国家を相手に金を貸す』管理人 田中素(43♂・大阪市・企画)

  投稿者 s.tanaka | 2006-09-01 | Posted in 未分類 | 3 Comments »