2007-05-25

米国の住宅ローンの様相

まずは、超マクロな経済危機要素であるヘッジファンドを巡る動き。

ヘッジファンドの管理(規制)については、ドイツと米国の意向が合わず、19日の主要8ヵ国財務相会議で、包括的な規制は見送られた。
ドイツは、ヘッジファンドの動きを直接規制・管理しようというもの。
米国は、ヘッジファンドへの銀行からの資金供与を、銀行監督の観点からモニターしていれば十分というもの。(勿論、英国と日本は、米国の意向に追随。)
ヘッジファンドの投資挙動は、当然ながら、このドイツ(ユーロ)と米国(ドル)のすれ違いの間隙を狙うのだろう。
動きを伝えるニースを紹介しておきます。
G8財務相会合閉幕、足並み揃わずヘッジファンド規制は見送り – ドイツ(AFPニュース)
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ファンド規制、米独そっぽ=市場不安定化招く恐れも—G8財務相会合= (時事通信)
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進行中のミクロの危機要素である、米国の住宅ローン(サブプライムローン)の問題は、一旦収束したのだろうきか。(確かに、ニューヨーク株式市場は、2月・3月の大幅下落から、4月・5月は上昇に転じているが。)
日本では、住宅ローンといえば、持ち家取得のための実需であるが、米国の住宅ローンは家計の資金繰りの手段である。
日本でいう消費者金融と同じである。
その様相を的確に伝えてくれているブログがあるので、紹介します。
ニューイングランド通信 さん
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カテゴリーの中に「住宅バブル」があり、5月19日のエントリーで、住宅ローンの危なさを、コマーシャル解説の形で紹介している。
以下、丸ごと引用させたもらいます。
Stanley Johnson – 典型アメリカ人
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  投稿者 leonrosa | 2007-05-25 | Posted in 05.瓦解する基軸通貨2 Comments »