2007-08-21
ロシアが主導するエネルギーカルテルと世界構想
先日、ロシア・中国を中心とした上海協力機構(SCO)による協働の軍事訓練がニュースに取り上げられました。
この上海協力機構にはインドやイランなどがオブサーバーとして加わり、中央アジア発の新たな動きに注目が集まっています。この機構の表向きの目的は、中国発の中央アジアにおける合同の国境管理とされていますが、実際は、中国・インドを中心としたエネルギー消費国と、ロシア・イランなどのエネルギー供給国によるエネルギー需給関係の強化が目的とも言われています。
図:上海協力機構に関係する国
この上海協力機構をはじめ、特に不穏な動きを見せているのがロシアである。
ロシアは、この機構の他にも各国との協働関係を築き始めているが、特に、2003年のサウジアラビアとの石油・天然ガスの協力合意は大きな意味を持っています。
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