2007-08-12

日本のガソリン価格の行方

本日、ガソリンの小売り価格が144円/リッターと今年度最高値を記録し、お盆の帰省家族を直撃!と言った報道が紙上を賑わしている。一体、ガソリンの価格は今後どのように推移していくのか気になるところである。

国内のガソリン価格は、2001年当初は、105円/リットルだった(レギュラー)。それが、2004年から継続的に値上がりして行き、昨年の夏に、145円となった。今年もまた、145円レベルまで値上がりしている。

ガソリン価格の推移(レギュラーガソリン・四半期平均)、石油情報センターデータから
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ガソリン価格の推移(レギュラーガソリン・月次)、石油情報センターデータからgasolinPrice01.JPG
夏前から始まった原油価格の上昇を受けてガソリン価格が連動して上昇していることは素直に理解できる。

原油価格高騰の原因として語られている、中国やインドなどを中心とする世界的需要拡大やOPEC諸国の生産動向などの需給的要因、中東情勢などの地政学的要因、更には原油先物市場への投機的要因などが複雑に絡み合っていることも事実である。

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  投稿者 aruih | 2007-08-12 | Posted in 06.現物市場の舞台裏10 Comments »