2008-10-18

シリーズ「どうする?市場の独占支配」7

 
【第7回:ハゲタカは死なず・・・再来】
 
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各国の協調によるカンフル剤で一命を取り留めた金融市場ですが、アメリカの余命は自身の体力では保たず中国・日本からの輸血と点滴頼みの様相なのですが、それで回復しつつあるのは寄生虫たる金融資本という皮肉。(前回は、こちら
 
実際のところ、アメリカ国家は破綻寸前に追い込まれ、一部の銀行や証券は破綻し、今後長期に渡って課税負担の増える国民を尻目に、問題をばらまいた張本人の金融資本は血を吐くこともなく生きながらえるという不条理がまかり通ったというのが現実。彼らは都合が悪くなればアメリカから逃げ出せば終いという身軽さで、本当に損失を出したのかさえ疑いたくなるところではあるのですが、その辺はいずれ明らかになってくることでしょう。(事実損は出したのでしょうが、逆張り利益も相当に得ているのでは? また、今までの利益も考えてどうなん?ってことです)
 
ここ数週間のモラル無視、何でもありのてんこ盛り金融対策、株価暴落と反発暴騰、新興国の破綻懸念など、ニュースには事欠かず、見ている方もいっぱいいっぱいなのですが、意外とスルーされている「なんじゃこりゃ〜!?」という記事を御紹介します。このシリーズでは見逃せないのがこちら。
 

(さらに…)

  投稿者 cosmos | 2008-10-18 | Posted in 04.狙われる国の資産6 Comments »