2008-10-15
日本の不動産投資信託(REIT)の崩壊、不動産証券化ビジネスの破局
金融工学の名の下に商品化された「不動産投資信託」(REIT)が、破綻していっている。
東京証券取引所のREIT指数は、10月6日(月)に944.11ポイントとなり、東証REIT指数のスタート時点での1000ポイントを割り込んだ。更に、10日(金)には、734.10ポイントと急落した。
前週10月3日の終値1010.55から一週間で(5日間)の下落率が27%。9日→10日の下落は834.14→734.10の24%。この週の株式市場の下落率を上回る、とんでもない下落率となっている。
(14日は、世界的な株反転の流れを受け、800ポイント近くまで戻しているが。)
東証REIT指数は、東京証券取引所に上場されている個々のREIT、例えば『森ヒルズリート投資法人投資証券』の取引価格をもとにして、上場REIT全体の値動きを指数化したものである。
2003年3月31日に、指数1000ポイントとしてスタートした。
不動産投資がバブル化するに従い、REIT指数は急上昇し、2007年5月31日には、2612.98の最高値となった。
それが、わずか1年4ヶ月で、最高値の28%となってしまったのである。
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このようなREIT市場の破局は、不動産流動化(REIT化)を想定した開発業者を直撃し、バタバタと倒産して行っている。
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